地球の反対にある日本。パラグアイ、イグアス日本人居住区を訪れて-旅人美容師、桑原淳の世界一周の旅コラムvol.13パラグアイ編-
そんな園田さんの髪を宿でカットすることになりました。
庭で放し飼いにされている犬に見守られながら…。
パラグアイでは街中でカットをするということはありませんでしたが、その他にも宿で出会ったバイク旅人をモヒカンにしたりしました。
車も全然通らないので普通の道端に椅子をおいてカットしてると、たまに通るバイクのおばちゃんが興味深そうに見てきたりします。
最後にこの街の美容室について書こうと思います。
イグアス居住区には唯一? 日本人経営の美容室があります。
その名も「さくら」
日経二世の女性美容師さんが1人でやっているそうです。2ヶ月ほどカットしてなかった僕は、その美容室の存在を知り面白そうなので行ってみることに。
予約もせずに突然お邪魔するとすでにお客さまが3人いました。
「ごめんね、20分くらい待ってくれる?」
そう言われ、同じように待っていたおばあちゃんと世間話を。
話してみるとその美容師さんのお母さんだそうで、ただ遊びに来ただけみたいでした(笑)街の小さな美容室というようなゆるい雰囲気です。
僕の順番がやってきておまかせでカットしてもらいました。
ボサボサしてた髪も爽やか系スタイルにチェンジ。
カットしてもらいながら日本で美容師をしていたこと、旅のことなどを話しているうちに今度は逆に僕がカットすることに…。過去にもギリシャやインドでやったように髪の切り合いです。(笑)
いつも自分でカットされているとのことだったので、全体を整えて少しだけスッキリ目に。とてもいい経験になりました。
興味本位でやってきたパラグアイ、イグアス居住区でしたがここは現代の日本とは少し違い、農業で静かにのんびり暮らす古き良き日本があるという感じでした。
地球の反対側にある日本。
もし南米に訪れる機会があれば、是非パラグアイにも立ち寄ってみてください。
次回は、それぞれの街がビックスケールで個性的!アメリカをご紹介。お楽しみに!
- プロフィール
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旅人美容師
桑原 淳 (くわばら じゅん)
山梨県出身。幼いころのからの「東京の一等地で美容師になる」夢を叶えるため、18歳で上京。日本美容専門学校卒業後は、都内2店舗で経験。「たった一度の人生だから!」という思いから、2014年3月にサロンを退社し、世界一周をして1,000人ヘアカットをする旅に出ている。
blog⇒http://junkuwabara.com/
(撮影・文/桑原 淳)
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