BBQ天国アルゼンチン! 世界最大の滝でヘアカット -旅人美容師の世界一周の旅コラムvol.11アルゼンチン編-
「世界一周をしながら、1,000人カットする! 」
そんな夢を抱きながら旅する美容師、桑原淳(くわばらじゅん)さんの人気連載! 毎月ひとつの国を取り上げ、美容師目線で見たその国の文化や情勢、住む人の特徴や髪質、実際にカットしてみたエピソードなどを紹介します。
こんにちは。旅人美容師の桑原淳です。
僕は現在、 “さまざまな国を周って1,000人カットする”という夢を掲げ、世界を旅しています。この度、好きな美容師をしながら、「ハサミ」一本でいろんな人に出会い、経験をしたことを、僕なりの解釈で紹介させていただきます。
今回は南米のとてもホットな国アルゼンチンについてです。
アルゼンチンは、ラテンアメリカではブラジルに次いで2番目、世界でも8番目と、ものすごく大きな国でもあり、南米最南端の国でもあります。ウシュアイアという世界最南端の街もあり、その辺りでは氷河が見られることで有名。
また、サッカーの強豪国としても有名ですね。神と称されたマラドーナの写真は街なかでもたまに見かけました。
その他の特徴としては、アルゼンチンワインやビーフがとても有名です。
南米では「アルゼンチンといえば肉」なのです。なんでだろう…と思っていたのですが、行ってみてその謎がとけました。
激安なのです。
もちろん部位や質により値段は変わってくるものの、めちゃめちゃ安いものだと700gの牛肉が200円…なんてことも。
安さの理由は、かつてスペイン人が持ち込んだ牛や馬が野生で大繁殖し、特産物になったからだそうです。そんな背景もあってか、アルゼンチンではいたるところでみんながバーベキューをしています。
この“アサド”と呼ばれるバーベキューは、とっても面白い文化なのです。
各家にキッチンや玄関と同じようにバーベキュー設備が組み込まれているので、家でやることがほとんどみたいです。
アパートなんかでも屋上にそういった設備がついていることもあり、気合の入り方が違います。なので、家族や友達と毎週のようにアサドです。
アサドは日本のバーベキューのようにあれもこれもと焼くわけではありません。最初はソーセージ、そして豚肉、牛肉というように食べる順番が決まっていて、一般的には1人あたり合計500gもの肉を食うそうです。
日本の玉ねぎとかキャベツを焼きましょう♪ なんてのは外道と言わんばかりに肉、肉、肉。主食は肉と言っても過言ではないですね。
さらに、アルゼンチンの男たちはこのアサドの出来によって、男としての評価を大いに左右されます。つまり、火のおこし方、肉の焼き加減、手際のよさなどアサドの良し悪しが決まると同時に男としての良し悪しも決められてしまうのです。
“アルゼンチンでモテたかったら肉をうまく焼け” ということですね。
僕も何度か参加させてもらう機会がありましたが(もちろん食べる側)確かに手際のいい男の人はカッコよく見えました。
ホテルでもキッチンがついてたので、ほぼ毎日巨大なステーキとワインの食事でした。肉もワインも安くて美味しいのだから文句のつけようがありません。そんな生活をしてたら面白いように太ったのです(現在は減量成功)そりゃそうなりますね(笑)