世界一細長い国チリのちょっと不思議な美容事情-旅人美容師の世界一周の旅コラムvol.10チリ共和国編-
そんなゴタゴタから始まったチリの旅。
サンティアゴにつくとなんだか疲れてしまい、3日で出るはずがそのまま1ヶ月半も居座ることになったのです。
旅人の間ではひたすら居座ることを”沈没”と呼ぶのですが、僕はもはや沈没を越え住人と化してました。(笑)ですが、ただダラダラしてたわけでもなくチリ滞在中だけで200人もの人々の髪を切りました。
サンティアゴは南米のなかでも特別大きくて、そして綺麗な街です。ボリビア、ペルー、パラグアイなどと比べると、道行く人も雰囲気もどこかヨーロッパみたいに感じました。
大きいビルもあり、ショッピングセンターもあり本当にここは南米なんですか? っていうような大都会。
滞在中は美容師の悠馬さんとも再会し、一緒にチリの有名大学(日本の大学で例えると東京大学のような学校)にカットしに行ったり、学生街にカットしに行ったりしてました。
そのため学生の髪を切ることがとても多かったのですが、みなさん奇抜なヘアスタイルばかりだったのが印象的でしたというか、すでにオシャレを通り越して新ジャンルに突入してしまっている人もチラホラ。ですがチリではそれが許されるような文化なのでしょう。
世界でも非常に稀なんですが、こういう奇抜なヘアスタイルの人が当たり前にいる街で美容師をやっていたら楽しそうだなって思っちゃいました。