コロナ禍で青春を奪われた高校生と思い出をつくりたい! TOUCH project@京都市立銅駝美術工芸高等学校
急遽、校長先生がモデル役として参加し、かなり弾けたスタイルに!
編集部:今回もヘアデザインがメインだったのでしょうか。
ミツモリ:今回は衣装(RBTXCOさん)にもかなり力を入れており、メンバーにも協力してもらって衣装の上下と靴まで揃えました。モデルになってくれた全員に着替えてもらっています。どんな衣装なのかはちょっと口では説明しにくいので作品として上がったものを見ていただければと…!
編集部:生徒さんたちにとって素敵な思い出になりますよね。
ミツモリ:一人の生徒さんが急遽こられなくなってしまったんですが、その代わりに校長先生が「翌日の執務に差し支えない範囲だったら僕がモデルになるよ」と言ってくださったんです。だから、校長先生もかなり弾けたスタイルに変身しています。緑のカラーワックスを使ったりして。
編集部:色々とイレギュラーな出来事もあったようですが、やはり学校での実施となると、これまでのTOUCH projectとは勝手が違いますか?
ミツモリ:海外の場合って、「どうにかなるさ」っていうノリの人が多いんですけれど、日本人同士は意思疎通もスムーズだからこそ「いいものをつくろう!」と気負う部分があるように感じます。だから、準備を念入りにやるし、失敗しないように安全を確保してからやる。外国は外国の大変さもあるんですけれど、「どうにかなるさ」のノリもそんなに悪いものではなかったかなと。ただ、今回は高校でやらせてもらったこともあり、気をつけるべきポイント抑えてさまざまなことを確定させて臨みました。
「人からお金を支援してもらうのには抵抗が…」それでもクラファンした理由
編集部:今回クラウドファンディングを実施した理由も教えてください。
ミツモリ:TOUCH projectは営利目的でやっているわけではないんですが、ヘアも衣装も撮影もお金がかかるわけで、誰かが負担しなくてはできません。これまでは有志の熱い想いでどうにかやりくりしてきていましたが、応援してくれる人やプロジェクトに何かしらのカタチで参加したい人が増えれば、継続しやすくなると思いました。それが今回クラウドファンディングにトライしたきっかけです。何か新しいことに挑戦していきたいという気持ちもありました。
正直に言って、人からお金を支援してもらうことに抵抗を感じていたんですが、「応援する気持ちでお金を出してもらうことによって、一緒にTOUCH projectをつくっていく感覚を味わってもらえるとしたら素敵だな」と思いました。
ムービーとスチールの両方で撮影しているのですが、協力してくださった方には一般公開する前に特典映像などを観てもらいたいと思っています。
まだクラウドファンディングの結果が出るのは先ですが、もしも支援額が多く集まったら次回以降のTOUCH projectにも使いたいと思っています。
クラウドファンディング(Makuakeで8月24日まで実施中)
https://www.makuake.com/project/touch/