ポジティブな影響力を与えてくれる注目のトップランナー登場!小西恭平COA、泉貴寛 SIGN、中村雄樹 REDEAL、池田アツトシ GARTE、木村允人 fifth
トップランナーたちが実行する新しい方法論
池田
スタッフに残ってもらうための給料も大事だけど、スタッフをバックアップするための資金も必要ですからね。広告費をあげるとか、会社だからこそできるバックアップもあるし、違うサポートの仕方や会社だかこそお金の使い方もあると思うんで。それをスタッフに価値として考えてもらうのは難しいけど、きちんと向き合っていければ理想ですよね。
中村
うちは歩合を低めに設定していて、そこからだんだんと上げていきます。売り上げが100万円の人の視野、150万円の人の視野って全然違うので。うちのスタイリストは、最低150万以上を目標にしてもらっていますし、そういうメンバーだけがストックされていくような教育をしています。最初の歩合が低いですけど、そこから這い上がっていって最終的にはハイパフォーマーになれる過程を味わってもらいたいと思っていて。その頃には人間性も育って、自分が組織のために何ができるかを考えられるようになる。そうなっていく道筋を考えながらマネジメントしています。なので基本的には新卒採用なんですけど、泉さんのサロンは中途採用が多いですよね。しかも全員、中途っぽくないのがすごい。
泉
中途スタッフには、最初の3カ月で徹底的に指導しています。技術的というよりは人間的なこと。挨拶、コミュニケーション、チームワーク、組織などを対話の中で理解してもらうことから始まります。技術指導はスタッフが行ってくれるので、僕は人間性を育てるという思いで向き合います。今、美容業界はオンラインサロンが盛り上がってきていますよね。実はうちでもオンラインサロンをやっていこうとも考えていまして。サインとして、スタッフみんなでやろうと。撮影スキルも、教育も、技術も。美容学生から店長クラスまで、エンタメっぽい動画も出しながら、うちのファンになってもらいたいんです。これからスタートということで、他からは一歩出遅れている感じもありますけど、スタッフも育ってきた今のタイミングがベストなのかな、と。最近では僕以外のスタッフがカラーのセミナー講師として呼ばれることも増えてきたので。
小西
出店にあたっては中途採用しています。採用まではスムーズでも、そこからどう続くかは本人のやる気にもよると思うんですよね。コアも、中村さんのサロン同様に、最初は歩合が低めでそこから上がっていく形なので、決して給与は高くない。結果が出ない場合、厳しいですが辞めていくのも仕方がないのかなと思います。個人的には経営にはあまり興味がなくて、プレイヤーであり続けたいんですよ。共同代表の青木に伝えているのは、早く経営側に回って欲しい、ということ。
池田
小西さんのサロンで働く人には、きっと小西さんと働きたいという理由がある。そこからさらに広げてみると、小西さんと青木さんがいるからコア。そんな風に、この美容室で働きたいという子が増えてほしいと思いますよね。フリーランスで働くことって、将来的なスパンで考えたらすごく無駄な気もするし、一部の人にとっては後悔するんじゃないかなって思えてしまうんですよ。ちゃんと自分が背中を見せていかないといけないなと思います。
中村
うちの展開は、池田さんに似ているかな。まだ広げるステージではないなと思っていますし。今は僕を含めたスタイリスト3人で、上下2フロアでやっています。ディレクターの金子は常時6席を使っているので。濃い組織になっているなと思います。その分、クリエイティブな活動を頑張って広告費を抑えています。口コミも増えているので、それも嬉しい動きですね。
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