【堀江昌樹】編集部員が摩訶不思議なアレに体当たりレポート。ハサミなのか?コームなのか?TOKIKATAってナニ?
堀江さんとご対面!噂のTOKIKATA体験
堀江昌樹さんはこのほどapishを退社し、現在はフリーランス美容師として活動中です。そんな堀江さんのサロンワークの拠点は、TOKIKATAの工房が併設されたショールーム兼スタジオ。ここだけの話、2024年4月に表参道に新店Hank. (ハンク)をオープンすることが決まっているそう。それまでの準備期間として、こちら東京・代々木のスタジオの一角で営業しています(サロン営業許可済みとのこと)。
「手っ取り早く全貌を掴むには、まずは体験から」と堀江さんに案内され、さっそくセット面の前に座らされた私。TOKIKATAの体験前に、カウンセリングから始まりました。
堀江:なるほど。今の髪の悩みは、後頭部と額の割れグセですね。
あと髪のまとまりとボリューム感があればいいですよね。
中間から毛先にかけてはいかがでしょう? フワッとさせたいですか? それともスッとまとめたいですか?
編集部員X:どちらかというフワッとさせたいなと思います。
堀江:TOKIKATAにはビガミとスガミの2種類があって、求める髪質に合わせて使い分けるんです。まずはビガミを使っていきます。
この時点でもまだ事情を把握できていない編集部員X。堀江さんがハサミらしきツールを取り出します。それが噂のTOKIKATA。形状はまるでハサミで、片面のギザギザがまるでセニングシザー風。持ち構えた姿も、まるで美容師のハサミですが、刃がついていないんです。
そのままサイドの毛束を持ち上げて、そのハサミ風ツールで頭皮をシュッシュと刺激し始めました。鏡越しに堀江さんの手元を見ると、根元からザクザクと切られているみたいで少しビックリしますが、カットしていないのでご安心を。
手首を軽く動かしながら、ハサミの先で頭皮をリズミカルになぞっているような感覚。ヘッドスパのような揉み込みとは違い、よりピンポイントでお肌が優しく刺激されている感じなのです。だんだん頭皮の血行が促され、暖かくなってきました。
堀江:TOKIKATAをやると、頭皮が柔らかくなります。この時点で頭皮の違いが分かるはずです。いかがでしょうか?
編集部員X:ホントですね。頭皮が動きます。やった場所と、やっていない場所を比べると柔軟性が全く違う。しかも刺激された部分がポカポカしてきました。
堀江:そのまま髪の毛も触ってみてください。髪の収まりが良くなりましたよね?
確かに、堀江さんの言う通り。バサバサと毛先がいろんな方向へ向いていたのが、頭の曲線に沿うかのように、スッキリと収まっている。
私の髪を一度もコームで梳かしていないし、スタイリング剤も一切つけていない。ただ頭皮をシュッシュしただけ。それなのに、きちんとブローしてもらったかのようなまとまり感。しかもツヤも増しているし。どうして?
堀江さんの次なるターゲットは、前髪の割れグセ。こめかみから額あたりを分けとり、頭皮をシュッシュ。広めの範囲を何往復かシュッシュした後は、逆の角度から分けとり、頭皮をシュッシュ。すると、あら不思議。頑固者だった割れグセが、とても素直で聞き分けの良い子に大変身。完全に分け目が消え、キレイに整った前髪に生まれ変わっていました。