【転職活動者必見!】コロナ禍の中で採用を続ける3サロンが登場!2020年、中途採用リポート!

『L.O.G』の2020年、中途採用リポート!

L.O.G by U-REALM代表の齋藤純也さんにお話を伺いました。

 

 

――中途採用はどのように選考を進めていくのか、流れを教えていただけますか?

 

中途採用のタイミングは毎年バラバラなのですが、人が足りなくなったり新しい店舗を立ち上げたりするタイミングで募集をかけて、最近2年でトータル30人くらいはスタッフが増えました。人気のスタイリストが入社して、お客さまが増え、人手が足りなくなったためアシスタントを募集する……という流れで募集することも多いです。

昨年はInstagramのスト―リーで一度募集をかけましたが、40人くらいは応募があったかと思います。応募してきてくれた方には、面接のご案内をして話をしたあと、4〜5時間実際にサロンワークをしてもらいます。

面接では、こちらが選ぶというよりは、転職者の方が一緒に働きたいと思ってくれたら一緒にやりましょう、というスタンスです。

 

 

原宿・表参道の店舗はレディース、渋谷店はメンズとお客さまの層も違うので採用を分けています。渋谷店は、メンズカットの中でもフェードや刈り上げ、ドレッドなどの男性らしいスタイルが好きで応募してきてくださる方が多いです。女性でもメンズのフェードをやりたいという美容師もいますよ。

 

 

――採用にあたり、どのようなところを重視していますか? 求めている人物像などがあれば教えてください。

 

転職活動の場合、挫折を味わってきて転職という流れになった方も多いので、どれだけの熱量を持っていて再び燃えられるかを見ています。

4〜5時間のサロンワークでは、その方がだいたいどんなタイプかがわかるのでスタッフに意見を聞いたりもしますが、応募者の方も実際に働いてみると自分に合うか合わないかがわかるので、違和感がなかったかどうか本人の感想を大切にしています。そこで「一緒に働きたい」ということであれば、採用するようにしています。

人材は投資だと思っていますし、教育には自信があるので、本人が希望しているのであれば、「きっと成長してくれるだろう」という希望のもとに、採用に至ることが多いですね。

 

あとは、どちらかというと、キラキラしたタイプの方より、泥臭く地道な努力を積んできたタイプのスタッフが多くてなじみやすい印象がありますね。

 

 

――コロナの状況で美容師の皆さんは不安な中で転職活動されていると思います。この時期の有効的な過ごし方はありますか?

 

これからは、本当に会話能力の時代だと思っているので、スター性というよりは、人に対してどれだけ入り込んでいけるのかを重要視しています。だから、会話能力を鍛えられる本を読んだり、電話でもいいので人と話したりしておくといいかもしれませんね。

 

L.O.Gの場合、もちろんうまいことも大切なのですが、時間がかかっても丁寧であること、所作が美しいことも気にかけています。

特に、コロナ以降は、仕事が減ってしまって苦しかったりつらいことがあったりというお客様も増えてきますよね。そんな中で変わらず通ってくれるのは、暖かさや丁寧さを感じられるからこそ。そんな風にお客様に安心感を与えられる美容師が今後生き残っていくのではないでしょうか。

 

――通常以上に厳しい転職になるかと思いますが、この時期を乗り越え採用を勝ち取るには?

 

L.O.Gに関して言うと、育てる自信があるので、どなたでもウェルカムです!(笑)

おしゃれじゃない人でも大丈夫ですよ。そういう美容師ほど人のコンプレックスがわかることもあるので、弱みを強みに変えることはいくらでもできます。

それに、転職活動をしていて表参道や原宿の美容院で働きたいという人は、今までもあまり変な印象の方はいません。どんな方でも応募してきてください。

 

 

プロフィール

 


L.O.G by U-REALM
代表/齋藤純也(さいとうじゅんや)

群馬県出身。足利デザイン・ビューティ専門学校卒業。都内有名店を経て、L.O.Gに入社。ヘアカラーデザインを得意とし、モデルやタレントなどからの支持を集めている。プレイヤーとして活躍する傍ら、新店舗の出店も意欲的に行う。

 

 

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