【転職活動者必見!】コロナ禍の中で採用を続ける3サロンが登場!2020年、中途採用リポート!
■『unplugged』の2020年、中途採用リポート!
代表/紺野善仙さんにお話を伺いました。
――中途採用はどのように選考を進めていくのか、流れを教えていただけますか?
unpluggedは今年6月でちょうど1周年を迎えました。ちょうど女性スタッフが2名、出産と留学でお店を離れるのと新規の店舗展開を計画中なので、スタイリストとアシスタントを1名ずつ採用予定です。
今までは、オフィシャルには中途採用の募集はかけていませんでしたが、1周年というタイミングで募集をするに至りました。
具体的な流れとしては、Instagramで募集をかけていたので、DMをいただいた方から連絡をして、店舗に足を運んだことがないという方はまずサロン見学でお店の雰囲気を見てもらいます。それで働きたいと思っていただいた方には書類(履歴書)を出してもらい、面接に進みます。
面接は共同代表の3人(紺野・前田・武藤)で1回。その際は、インスピレーションやフィーリングを大事にしますね。美容師はお客さまに「この人に髪を切ってもらいたい」と思われることが大切ですし、今までの実績というよりは、僕たち代表やスタッフからも「一緒に働きたい」と思える雰囲気をすごく大切にしています。
――募集や面接など、コロナ対策などで昨年と変更した点はありますか?
中途採用に関しては今回が初めてなので、前回比べるということはできないのですが、やはり感染対策には気を遣いました。リモート面接ということも考えたのですが、しっかり会ってお話しがしたいと考えていたので、しっかりと対策をした上で、直接会って面接するという形に。実際に会ってみないと重要視しているフィーリングも伝わりにくいですしね。
――採用にあたり、どのようなところを重視していますか? 求めている人物像などがあれば教えてください。
繰り返しになってしまいますが、フィーリングが合うことと、アシスタントもスタイリストも、「なりたい自分像がある人」を求めています。
今回、中途採用が初めてなので新卒採用の例になってしまうのですが、昨年は募集をかけていなかったにもかかわらず採用したスタッフがいました。彼女の場合はInstagramから連絡がきて、unpluggedの雰囲気が好きだから働きたいということでした。そのときは仙台に住んでいたのですが、遠方からサロン見学に足を運んでくれたという熱意と、実際に話してみるとフォーリングが合ったので採用が決定しました。
もともと同じサロン出身の3人が代表なので、採用する人物像については、同じような空気感が求められると思われがちかもしれませんが、まったくそういうことはなく、新しい風を感じられるようなスタッフを入れて多角的にしていきたいという思いもあります。
――コロナの状況で美容師の皆さんは不安な中で転職活動されていると思います。この時期の有効的な過ごし方はありますか?
自己投資している人が採用されやすいように思います。やはり、実際に面接でお会いしていいなと思うのは、何かしらで自分を高めようと努力している方です。例えば、英会話をやっていたりパーソナルカラーの勉強をしていたり、YouTubeをはじめていたり……いろいろなことに興味があって、実際に動いている人は魅力的だなと思います。
――通常以上に厳しい転職になるかと思いますが、この時期を乗り越え採用を勝ち取るには?
自分の意思がしっかりしている人、なりたい自分に向かって行動している人は強いと思います。そして、こんな時代だからこそ物事に柔軟に対応できること。
なりたい自分像を思い描けないという人は、まずはいろいろ経験を積んでみて、その上で自分の心に引っかかったものにアンテナを張っていくといいかもしれませんね。
あとは、転職活動においてもInstagramでの表現は重要だと考えています。もちろんそれだけではないですが、Instagramで自己表現がうまくできていると採用のステップに進みやすいです。今は人にお客様がつく時代なので、スタイルももちろん大事ですが、「この人に切ってもらいたい」という人間性がわかるような投稿をしているといいですね。
プロフィール
unplugged
代表/紺野善仙(こんのよしのり)
北海道理容美容専門学校卒業後、都内有名店に10年間勤務。ショートカット職人と打ち出したInstagramのフォロワーは5万人以上。ショートカットの技術は同業者からも一目置かれている存在。