【転職活動者必見!】コロナ禍の中で採用を続ける3サロンが登場!2020年、中途採用リポート!

 

新型コロナウイルスの影響により、採用状況がよりシビアになることが想定される2020年。転職を考えている美容師さんは、どのように動いていく必要があるのでしょうか。そこで、現在も中途採用を止めずに行っている3つのサロンの採用担当者の方にインタビューを実施。採用につながるポイントや、転職活動が成功するためのマインドについて伺いました。

 


 

目次

 

>『FILMS』の2020年、中途採用リポート!

 

>『unplugged』の2020年、中途採用リポート!

 

>『L.O.G』の2020年、中途採用リポート!

 

 

『FILMS』の2020年、中途採用リポート!

FILMS/デザイナーで、採用担当をしている柴崎大樹さんにお話を伺いました。

 

 

――中途採用はどのように選考を進めていくのか、流れを教えていただけますか?

 

はい。まず、希望者の方には30分〜1時間程度サロン見学をしていただきます。その際に、FILMSの経営理念や会社として考えていることなど、ビジュアル作り以外のことを知ってもらうようにしています。とくに、転職者の方は、悩んだり迷ったりしていることがほとんどなので、聞きたいこともたくさんあると思うんです。共感していただけたら書類審査(履歴書のみ)、サロンワーク・面談と進みます。

 

このサロンワークは、技術を見ているわけではなく、あくまで人間性を見る意味合いが大きいです。スタッフとうまく関われているか、お客さまやスタッフにリスペクトがあるかなどを見ています。その他サロンワークではお客さまとの関わりやリスペクトする姿勢に加えてFILMSのフロアにスタッフとして立っている像がこちらでイメージできるかどうかも見ています。

 

採用活動は、各店舗に1名ずつ配置されている採用担当がメインで担当しますが、特にサロンワークでの採用判断は、スタッフの意見も総合して行われます。

 

 

面接では、うまく受け答えができるかというより、その人の“素”の人間性を知りたいと思っています。その人のパーソナリティによって深堀りできそうなポイントを5〜6項目を作り、点数をつけていきます。必ずしも基準に満ちていないと合格しないというわけではなく、別で設けている印象点がよければ採用に及ぶこともあります。採用したい人物像が明確な場合は「明るい人」など、その時々でテーマを定めて判断します。

 

また、一般的に面接というと、受ける側がテストされているという印象がありますが、FILMSの面接では、僕たちの会社のことも知ってほしい、転職者のかたにも僕たちのことをみてほしいという姿勢で望んでいます。というのも、僕たちの持っているFILMS像と、応募してきてくださる人の思い描いているFILMS像が共通している方が、いざ働きはじめてからもうまくいくことが多いんです。

 

昨年は、1年間で11人中途採用を行いました。サロン見学に参加してくれた人数から計算すると、4〜5倍くらいの倍率だと思います。

 

――募集や面接など、コロナ対策などで昨年と変更した点はありますか?

 

採用自体は止めておらず、通常と同様に行っています。

ただ、対面での印象を大事にしているので、感染対策は行いながらの採用活動にはなりますね。例えば、面接は1グループ4人以下になるように設定しています。今年4月、コロナ禍の中で入社したスタッフもいます。

 

 

――採用にあたり、どのようなところを重視していますか? 求めている人物像などがあれば教えてください。

 

繰り返しになってしまいますが、やはり人間性ですね。

中途なので、もちろん即戦力がある方が助かるのですが、今まで中途で入社したスタッフを見ていても、やっぱり人柄がいちばん重要だと実感しています。例えば、3年目くらいのキャリアがある人を募集していたとしても、総合的に判断して2年目の人を採用したこともありました。キャリアと技術というよりも、「この人と一緒に働きたい」とスタッフ全員が思った人を採用するようにしています。

 

――コロナの状況で美容師の皆さんは不安な中で転職活動されていると思います。この時期の有効的な過ごし方はございますか?

 

自分がなぜ美容師になったのか、なぜ美容師を続けるのか、どんな美容師になりたいのかを問い直す時間を過ごしてほしいです。長く働いていると、当たり前のことでも曖昧になってきて、感情としては残っているものの、人には説明できなかったりもするんですよ。それを常に問い続けて言語化して、人に伝えられるようにしておくといいのではないでしょうか。

 

 

――通常以上に厳しい転職になるかと思いますが、この時期を乗り越え採用を勝ち取るには?

 

自分の人柄をいかに相手に伝えるかということが大切だと思います。これは、キャリアに関係なく「転職をしたい」と考えたときに一番重要なのではないでしょうか。

自分には際立ったものがないからできない、と思う方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。20年以上生きている中で、特別じゃない人はまずないので、自分をどういう風に切り取って特別なのかを伝えるかということが重要。自分が特別であることを伝える工夫をしてほしいと思います。

そのために日頃から色々考える時間っていうのは重要ですが、考えているだけだと頭でっかちになりがち。自分の殻から抜け出るためにも、「考えて行動する」習慣をつけられるといいですね。

 

プロフィール
FILMS/デザイナー
柴崎大樹(しばさきたいき)

都内有名店を経て、FILMSに入社。1年半前から人事担当となる。ボブカットと乾かすだけで決まるワンカールのパーマを得意とし、顧客から信頼を集めている。

 

>『unplugged』の2020年、中途採用リポート!

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