総理大臣から高校生まで。OCEAN TOKYO高木琢也の“初の著書”に込めた思いとは。−「這いつくばった奴が生き残る時代 道あけてもらっていーすか?」−
これから高木琢也はどこへ行く?
もう美容業界っていうステージから出たいですね。
もっと広い視野を持たないと、明るい未来は描けないから。「本物の人」になりたいから、業界の枠を超えて活躍して、誰もが知るスターを目指します。直近では、世界に通用する人の髪を切らせてもらいたい。ソフトバンクの孫さんとか、ZOZOの前澤さんとか、それこそイニエスタとかね。
「若い世代で頑張ろう」って同い年の美容師同士で言ってる方もいるけど、もう俺ら30代だよ。全然若くないから。和気藹々しているだけじゃダメ。
上の世代の人は踏み台にして抜くことが最高の恩返し。もちろんたくさんいいアドバイスはもらってるし、教えてもらうことも多い。
だからこそ、どんどん抜いてかなくちゃ。抜くことで、先輩方がやってきたことの認知度が上がる。上の世代の人たちが、どれだけ美容に貢献してきたかを知らしめることができるんだから、俺たちは前進するしかない!
<プロフィール>
OCEAN TOKYO
代表/高木琢也(たかぎたくや)
千葉県出身。早稲田美容専門学校卒業。都内1店舗を経て2013年9月に中村トメ吉氏とOCEAN TOKYOを立ち上げる。わずか4年で渋谷・原宿に5店舗を展開。自ら月間技術売上1200万円を達成するなど業界でも注目を浴びる。2018年10月にNHK「プロフェッショナル~仕事の流儀~」に出演後、本田圭佑に次ぐ二人目の二度目の出演者として2019年5月に再登場。2019年5月22日にはじめての著書「這いつくばった奴が生き残る時代道あけてもらっていーすか?」(宝島社刊)を上梓した。
(取材/高橋 優璃・撮影/TAIKI FURUKAWA)