総理大臣から高校生まで。OCEAN TOKYO高木琢也の“初の著書”に込めた思いとは。−「這いつくばった奴が生き残る時代 道あけてもらっていーすか?」−
NHK「プロフェッショナル~仕事の流儀~」二度目の出演
番組から「もう一度出て欲しい」って依頼をもらったときは素直にうれしかったです。
OCEAN TOKYO のことを知ってくれる年齢層が広がったし、いろんな人の俺への対応が変わった。洋服を買いに行くと、すぐに水が出てくる(笑)
メディアに出る理由は、俺が若い子のざわざわを拾い上げて、大人たちに伝えることができるから。
若い子だって結構いろんなことを考えてたり、悩んだりしてるけど、10代の中にあるざわざわした声って、大人からはどうしても些細なざわめきにしか見えなくて、細かいところを拾ってくれない。
ちゃんと拾って、「今の子どもってこんなこと考えてるんっすよ」って大人にパスするのが俺の役目だと思ってます。日本の社会を回してる大人と子どもの中間にいるのが、33歳の僕の役目。
さっき、本のターゲットを総理大臣からって言ったけど、この本を安倍さんに渡したい。本を読めば、今の若い世代が何を思ってるのか知ってもらえると思うから。若い人のリアルな考えを知ってほしいですね。
大人であるNHKのディレクターさんは俺のざわめきを拾ってくれた、だから2回目の打診がすごくうれしかったんです。
俺は、役割を全うするために、できる限りプレイヤーでいたい。
俺が顧客さまとか、芸能人とか関係なく、みんな横一線で予約してもらうのは、いろんなお客さまの声を集めるため。
プレイヤーをやってないと、直に今求められていることがキャッチできなくなる。それに新しいお客さまって新しいアイデアを持ってきてくれるんです。
その機会をなくすって、ちょっと考えられない。俺の本質はサロンワークだしね。