人気美容師10名が2022年を振り返り!「2022年を象徴する数字」アンケート-前編 -
THE REMMY/倉田 聡子さんの今年印象に残った数字
─「7,000」を選んだ理由を教えてください!
2022年の6月にカット料金を7,000円に改定しました。2021年1月の店舗拡張移転で予約枠を拡大してからというもの、自分がお客さまの施術に入れなかったり、ゆっくりお話ができなかったり、自分が理想としている美容師像とのギャップに、もどかしさを感じることが多くなっていたんです。そこで、料金を上げて予約枠を減らすことにしました。お客さまとの時間を確保できるようになり、より楽しいと思えるサロンワークができるようになり、良かったと感じています。自分の技術を、より自信を持って提供できるようになりました。
─2022年はどのような年でしたか?
変化の年。個人的な出来事では結婚をしたことが一番の大きな変化でした。SNSで結婚の報告をしたあたりからお客さまの層も変化し、年上の女性がかなり多くなりました。それに伴い、サロンワークでお話しする内容も私の生活や家族の話題など、よりお客さまとプライベートな会話をする機会が増えたと思います。また、30代中盤になり、ライフワークバランスを考えるようになったのも変化の一つです。無我夢中で働いてきた20代を経たからこそある経験を大切に、30代後半からどう働いていくか、今後も変化を楽しみたいと思っています。
─2023年への抱負や意気込みを教えてください。
引き続き、きてくださるお客さまを大切に、外部のお仕事をいただけていることに感謝の気持ちを持って、驕ることなく生活することを目標にしていきたいです。文章にすると簡単で当たり前のように感じるかもしれませんが、自信がついてきたり結果が出たりすると天狗になってしまいがちです。自分の周りには謙虚な人たちが多く、その人たちを見ながら「こうやって生きていきたいなぁ」と日々反省しています。綺麗事に聞こえるかもしれませんが、今できていることは自分だけで得たものでなく、周りの人が、環境を与えてくれたり、協力したりしてくれたりしていることを感じながら、毎日を大切に過ごしていきたいです。
<プロフィール>
THE REMMY
ディレクター/倉田 聡子(くらた さとこ)
都内1サロンを経て27歳でTHE REMMYのオープニングスタッフとして参加。現在、同店のディレクターを務める。ハイトーンベリーショートをトレードマークとし、似合わせを考えたデザイン提案を得意とする。2.6万人のフォロワーがいる Instagramではお客さまのヘアスタイルや自身のファッション・ヘア・メイクなどを発信し、20代から60代以上まで幅広い層の女性のお客さまから支持を得ている。
後編は、
siika NIKAI/サトー マリさん
Maison ACQUA 代表/嶋山 豪さん
TAKUOさん
iki CEO/TENDOさん
ABBEYオーナー/松永 英樹さん
が登場します!
(取材・文/QJナビDAILY編集部)
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