【STUDENT HAIR】Nullオフラインコミュニティでオシャレ美容学校生を激写!ここからスーパープレイヤーが生まれる予感!?
若手美容師と美容学校生のコミュニティを運営するnull.community(ヌルコミュニティ)は、表参道のサロンNullが中核となって、学びへの意欲が高い現役美容学校生に技術セミナーを定期的に開催しています。取材当日、講師を担当していたのは、Nullのスタイリストとして活躍するテルさん。高度なヘアカラーデザイン論や、施術ノウハウ、ヘアカラーレシピの作り方を惜しみなくレクチャーする様子をレポートすると共に、来場した美容学校生のヘアスナップ撮影【STUDENT HAIR】をお送りします。
意識高め!美容学校生向けセミナー
この日、銀座某所で開催されたnull.community主催のヘアカラーセミナーには、コミュニティを通じて30名の美容学校生が集まりました。講義のテーマは最新ヘアカラーデザイン。講師を務めるのはNullのスタイリストとして活躍中のテルさんです。
カラー施術を披露する、講師のテルさん
ちなみにテルさん自身も、元々は学生時代からnull.communityのメンバーの一人だったそう。美容学校卒業後、早くもフリーランス美容師を経験し、現在はNullに所属する23歳のスタイリストです。
若手スタイリストにセミナー経験を積むチャンスを作り、意欲的なチャレンジを後押ししているNull。セミナーのテーマはもちろん、指導内容も、スライド制作も全てテルさん自身によるもの。デザインカラーを得意とするテルさんは、アンブレラカラー、ルーツカラー、リタッチルーツ、フェイスフレーミングの詳しい特徴を写真と展開図を見せながら解説。これらの技法を組み合わせながら、セクションごとに明暗の割合を変えてカラー塗布していく過程を紹介しました。
「例えばアンブレラカラーでは、ベースの色の差をつけて、色の対比を演出するのがポイントです。この時の配色は基本的には自由ですが、イメージ通りの発色で表現するレシピが必要です」とテルさん。ホワイトボードには、その日に使用したカラーレシピの詳細を書き出し、メーカー名や品番も紹介。また独自に色彩学を学んできたテルさんが、色相環をもとにカラー配色による見え方、印象の違いを解説していました。
サロンオーナーの立場からも、学生時代に学ぶべきポイントをアドバイスするフウガさん
セミナー会場の隅から見守っていた、null.community主宰のフウガさんも「カラー剤のメーカー名や、レシピの配合などは学校の授業で習わないかもしれない。でも実際サロンワークの現場に入った時、カラー剤を配合するのはアシスタントの仕事。メーカー名やブランド名などは今から知っておいた方がいい」とアドバイス。
「最初は失敗もあるかもしれないけど、これらのレシピが結果的にどんな色になるのか、何度も繰り返しテストして覚えていきましょう」とテルさん。
根元、中間、毛先を的確に塗り分けるコツや、現場で使われる酸性カラーとアルカリカラーの使い分け、目指す色味に近づけるためのライトナーとクリアの活用術など、実践的なレクチャーが印象的でした。