LECO代表 内田聡一郎×ファッションスタイリスト相澤樹×ヘアメーキャップアーティスト奥平正芳 超売れっ子クリエイターの2人への質問! 下積み時代は何してた? Voicyスペシャル鼎談(ていだん)
渋谷のヘアサロン「LECO」の代表、内田聡一郎さんは音声メディアVoicy(ボイシー)で「soucutsの美容師ラジオ」という番組を運営しています。今回のゲストは“ミキティ”の愛称で親しまれるスタイリスト(ファッションよろず屋)の相澤樹さんと、ファッション雑誌や広告などで独創的な世界観を披露しているヘアメーキャップアーティスト奥平正芳さんという超豪華なお二人です。ここでしか読めない超貴重な内田さんの異業種鼎談を前編・後編に分けてお届けします。今回は前編です!
「ウッチーとオクちゃん、この二人をつなげたかった!」(相澤)
内田 今回はスペシャルゲストを2名招いての鼎談(ていだん※三人で会談すること)となります。ファッションスタイリストのミキティこと相澤樹さんと、ヘアメーキャップアーティストの奥平正芳さんです!
相澤&奥平 よろしくお願いします!
内田 ミキティとの付き合いは15年かそれ以上かな。友人兼仕事仲間兼、たまに髪を切りにきてくれるみたいな感じです。
相澤 お世話になってます!
内田 お仕事は超売れっ子ファッションスタイリストってことで。美容師さんだったら知っている人も多いと思うんですけれど。ミキティからも何か一言もらっていい?
相澤 内田さんのことは、クリエイターとしても尊敬しているし、人間としても本当に素晴らしいなっていつも思っています!
内田 なんか、よそいきな言い方じゃないっすか(笑)。
相澤 いや、髪を切ってもらっている時も、ちゃんと未来を見据えて仕事をしている話を聞いているから、おもしろいなって思っています。
内田 仕事の話するもんね。
相澤 なんかお互い悩んでいることがあったりしてさ、「頑張ろうね」って解散することが多いかな。
内田 そうだねぇ。続いて奥平くんを紹介したいのですが、リアルで話すの多分初めてだよね。
奥平 1回、現場で挨拶したくらいですよね。
内田 それももう3年か、4年くらい前ですか。
奥平 ミキティからは「紹介したい」ってずっと言われていました。
相澤 そうなの。「紹介したい」って二人にずっと言っててやっと実現した!
内田 オクちゃんはわりと僕と近いというか、ヘアメーキャップ業界で活躍しています。今日はね、たくさん刺激をもらえる気がして楽しみです!
相澤 私も早く二人の話を聞きたい!
内田 リスナー向けに簡単な自己紹介をお願いしてもいいですか。
奥平 僕は雑誌広告などで、女優さん、俳優さんのヘアとお顔のメイクをしています。
「3年で美容師やめてヘアメイクになったけど、ちょっと早かったかな」(奥平)
内田 アドバタイジング系の仕事もするし、クリエイション系もするし、幅広いっすね。もともとは美容師だったんですか?
奥平 そう。美容師になって3年くらいでヘアメイクの道に進みました。実家が美容室なので、それもあって一旦美容師になった感じもあったかな。ヘアメイクやりたいという気持ちは美容師になる前からあったので。
内田 3年目っていうと俺らの時代だとまだアシスタントだよね。
奥平 僕はスタイリストになる前にやめています。
内田 そこからヘアメイクの世界に行くのは勇気が入りますね。
奥平 今振り返るとちょっと早かったかなと思いますね。実際にお客さんの切るところまでいかずに辞めてるから。
内田 じゃあ、そこでハサミを置いた感じなんだ。
奥平 いや、僕らの時代って美容師ブームだったじゃないですか。だからバイトで入らせてくれるサロンがあったので、そこで切ってました。
内田 いきなりヘアメイクだけで食べていくこともできないしね。最初はヘアメイクの事務所に入ったの?
奥平 いや、最初からフリーで、途中で事務所に入ってます。
相澤 事務所に入ったときに私と出会ったんだよね。私もそうだったけど、みんなフリーでスタートしていたから。いきなり事務所に所属することはできないの。
内田 え、じゃあ本当にゼロから一人でやろうって思ったんですね。
奥平 若いから自信だけはあって、とりあえず飛び込んだって感じです。
内田 それは根拠のない自信?
奥平 全く根拠のない自信です。美容師を辞めて1年くらいはバイトしながらやって、3年目くらいに事務所に入りましたね。それが26歳、27歳くらいかな。
内田 仕事が上手くいくようになったきっかけはあったの?
奥平 うーん、これといったきっかけはなくて、僕は本当にゼロからだったので、徐々に徐々に仕事が増えて、それから事務所に入った感じかな。
>「オクちゃんはゼロからどうやって仕事とってきたの?」(内田)