教育時間が大幅短縮?!離職を防ぐきっかけにも?進化する動画サービスの今。スマホでできる動画マニュアルサービス「soeasy buddy for beauty」とは。
<プロフィール>
SHEA.
代表
坂狩トモタカ(写真右)
都内サロンで代表を務めた後2018年9月『SHEA.』をオープン。2019年9月に青山店をオープン。一般誌、業界誌への出演、テレビ出演、年間約50本のセミナー講師などを務めつつサロンワークも大切に続けている。『KAMI CHARISMA 東京』では2020年、2021年に個人でカット部門、SHEA.としてパーマ部門を受賞。フォトコンテスト受賞歴も多数。著書に『毛先だけパーマ』『育てるハイライト』がある。
Instagram:shea_sakagari
SHEA.
店長
千代間 勇翔(写真左)
都内数店舗を経て、「SHEA.」の立ち上げに参加。2019年10月より表参道店の店長に就任。前髪パーマや顔周りのデザイン、パーマスタイルに定評。骨格や顔立ちに似合わせたスタイル提案を行っている。
Instagram:shea_chiyo
SALON DATA
店舗数:2店舗(表参道、青山)
スタッフ数:20名
導入歴:1年
Q.「soeasy buddy for beauty」を導入しようと思ったきっかけはなんですか?
坂狩:自社の技術を動画で蓄積してマニュアル化したいという思いで導入しました。というのも、例えばSNSでの情報発信などもそうですが、今は一人ひとりのスタイリストに課せられている業務が非常に多く、複雑化しています。その中で、少しでも業務の効率化を図りたかったのが狙いです。
Q.どのように活用されていますか?
坂狩:技術動画の投稿、スタッフ間の連絡事項の共有をメインに、撮影スケジュールの管理や、ミーティングの落とし込みなどでも活用しています。また、技術動画に限らず、新入社員が入った際に1から教える電話対応や掃除など一連のサロンワークの流れを動画で覚えてもらっているので、その工数が削減できているかなと。また、レッスン前に動画である程度予習ができるので、技術習得のスピードは明らかに早くなったと感じますね。
千代間:サロンワークが忙しすぎて疲れていたりすると、どうしてもレッスン内容にムラが出てしまうこともあります。そこでこういうツールがあると便利だし、効率がいいのかなと。実際、アシスタントにかける教育時間は4分の1程度にまで削減できています。
Q.導入されてどのような効果を感じていますか?
千代間:カットの習得は早くなりましたね。昔なら半年かかって受かっていたようなスタイルが、1か月でクリアできてしまうということもざらにあります。僕がアシスタントの頃だと、カットを教わる場合は1回技術を見せてもらって、その要点をメモして覚えて、わからなければ先輩に聞いて、という流れだったんですよ。だからカットする手順があやふやな状態で練習を続けることもありました。今だと動画で手順を確認しながら練習できるし、質問もできる。角度や手の動きなども動画で見たほうが把握しやすいですしね。この差は結構大きいと思います。
また、アシスタントにかける教育時間が4分の1程度にまで削減できました。今までだと、営業終了後にスタイリストがつきっきりでレッスンを見ていたので、レッスンが終わった22時過ぎくらいから各自インスタやYouTube、集客サイトの更新などをしていました。けれど今は、動画を見てレッスンし、最後にわからなかった部分をスタイリストに質問する流れに。そのため、営業終了後すぐに、スタイリストは自分のやりたいことに取り組めます。アシスタントのレッスンとスタイリストの仕事を同時進行できる体制が整ったので、1〜2時間の残業時間の短縮につながりました。
Q.今後利用を継続することで、期待している展開を教えてください。
坂狩:例えば季節に応じたレシピ動画など、次世代の幹部たちでさらにコンテンツを増やしていってほしいなと思っています。それがこのツールに集約されて蓄積されれば、「SHEA.秘伝の書」が出来上がる。それは大きな財産なので、僕ではなく、幹部のみなさんにぜひ頑張ってほしいと思っていますね(笑)
あとは、内定者に在学中からこのツールを使って学んでもらって、卒業時にはカラーができるレベル程度にまで持っていけないかな?と構想しています。そうなれば、デビューまでの期間が2年くらいにまで短縮できる。5年も6年もアシスタントをしていても仕方がない。レッスンの濃度を濃くすることでデビューまでの期間を短くしたい。その後は実践を通してお客様に育ててもらいながら、美容師としてグッと成長していってほしいと思っています。
>マーケティングができるオンラインサロンツールとして活用も可能。運営をもっと戦略的に、経営目線で。-株式会社CiiK宮永えいとさん–