【福岡メンズヘア新潮流】2大サロン『Skill』と『fifth』が地の利を活かしたブランディングを構築中。九州最大都市から発信するメンズヘアトレンド
九州メンズヘア市場の拡大を図る
――お客さまの年齢層は、両サロンともどんな感じですか? 若い世代が多いのでしょうか。
fifth日笠:うちは20代〜30代前半が多いですが、カラーの比率は低いので、大人っぽく見せたい学生やビジネスマンが大半です。朝のスタイリングを楽にするために、パーマを求められる方も多いですね。
Skill内田:うちは店舗別でパーマ特化(本店)、大人向け(SECOND HOUSE)、韓国系・ナチュラル系(ima)とジャンル分けしているので、学生からビジネスマンまで来ますね。あとはスタイリストによって得意のスタイルを打ち出しているので、求める髪型によってスタイリストを使い分けているようなお客さまもいますよ。
Skillでぐま:ちなみに僕がいる店舗は大人向けなんですが、上は50代まで来店されます。年齢層はかなり幅広いです。
――そうなんですね。技術の高いトレンドスタイルを求めている男性の方は多いんでしょうね。福岡はパーマのニーズも高めですか?
Skill内田:ニーズは感じます。パーマ推しなのでお客さまの8割はパーマなんですが、「今までパーマで満足がいかなかった」といったお客さまが結構いらっしゃいます。なので、それこそ技術セミナーなどを外部で開催して、九州全体で技術力の底上げができたらいいなと考えていて。
fifth石橋:以前、Skillと一緒に学生向けセミナーをしたことがあるんですけど、もともとSkillは福岡でかなり名を馳せているので。サロン名だけで学生さんが集まってましたよね。
――サロンの垣根を越えて一緒にセミナー開催とか、なんか新しい取り組みですよね。もともと親交はあったんですか?
fifth日笠:でぐま君と僕が同じ年齢ですし、実は妻が彼と美容学校の同級生という縁もあって(笑)。福岡から九州全体にメンズヘアを盛り上げていきたいという目的が似ているので、今後も一緒に何かできることがあるんじゃないかなって思っていて。
――いいご関係ですね。同じメンズサロンでも”色”が違いますし、両サロンがあることで、お客さまにとっては選択の幅が広がっている感覚なんでしょうかね。
fifth日笠:メンズヘア業界を盛り上げていくために選択肢は多いほうがいいですし、実際に両方のサロンを経験されているお客さまもいますね。fifthの特色としては、レディースのカリキュラムをがっつり学んでいくので、レディースのショートをメンズに昇華させるという考え方でスタイルをつくるんですね。それがfifthっぽさなんですが、その色はこれからも薄めず表現していこうと思っています。
Skill内田:僕は海外風のメンズパーマを打ち出しているんですが、fifthが打ち出すスタイルと違うとはいえ、いい意味でライバルだと思って刺激をもらっています。なおかつ、福岡のパーマ市場をお互いに高め合える関係性なのかなって。
fifth石橋:パーマは奥が深いので、その魅力を九州の方に広く知ってほしいですよね。僕は前職でパーマが苦手だったんですが、木村(fifthグループCMO)のもとで働きたいという思いでfifthに入社し、練習していく中でパーマが好きになったという経緯があります。
Skillでぐま:お店は違いますが、今後も福岡から一緒にメンズヘアを発信して、機会があればまたセミナーなど合同でできたらいいですね。もっともっと盛り上げていきましょう。
――福岡からの発信、これからも楽しみにしています。本日はありがとうございました!
(文/織田みゆき 撮影/高松竜二)