短距離走のワークスタイルはもう終わり。SIX久保雄司さんが掲げる、スタッフの働き方改革とは。

 

三者三様の考えに、どれだけ耳を傾けられるのか

 

−都心のサロンでも、社内でこのようなあらゆる働き方を選択できるのがスタンダードになると思いますか?

 

 

大切にしているものがサロンやオーナーによって全く異なるので、絶対にこうしたほうがいいと言っているわけではないです。全サロンが多様な働き方を認めるべきだとも思いません。でも、僕たちが思っている以上に今のスタッフはいろんなことを考えている人がいる。それを理解しようとしているスタンスかどうかで対応はまた変わってくると思います。美容師を副業にする人も増えてくるでしょうし、教育サロンで学んでフリーランスに移行する流れもまだ一定数あるでしょう。それで失望するのか、その話を踏まえた上で動くのか。僕はできるだけスタッフの可能性を潰したくないし、SIXで楽しく長く働いてほしい。だから固定概念を捨てて、スタッフの声に耳を傾けてあげたいと思っています。

 

 

SIX /代表

久保雄司(くぼゆうじ)

 

都内の人気サロンでクリエイティブ ディレクターとして活躍中に、Instagramでの独自のハッシュタグ「#クボメイク」が脚光を浴び、全国の女性たちから熱視線を集める。雑誌やWEBなどでヘアメイクとしての活動をし、全国でイベントを行う。2016年に初の書籍『#クボメイク』(講談社)を出版 。2017年には表参道に美容室【SIX】をオープン。2023年にオリジナルブランドの【6】(ロク)をスタート。

 

Instagram :@six_kuboyuji

 

(文/QJナビDAILY編集部 撮影/泉山美代子)

 

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