物販からボランティアまで、sikiが仕掛ける新プロジェクト「LOVE」! 活動の先にはスタッフの情操教育も
ボランティア活動を通じて、美容師の仕事、sikiのブランドに誇りが持てる
ボランティア活動に関しては、発達支援施設に行って髪を切る活動を、まずは僕が一人でやってみたんですよ。というのも、子どもの頃から障害のある友人がいて身近な存在だったのと、福祉に関わる仕事をしている知り合いから、障害を持つ子どもだと、10〜20代でも理美容室に行くのが難しいという話は聞いていたんです。そこで、何人かの美容師仲間と一緒に障害者施設に足を運んで、どんな状況なのか確かめてみよう、と。そこで保護者の方ともコンセンサスを取って、どんな風にやるのがいいだろう、と探りながらやってみました。
後日、保護者の方から「髪を切ってもらってから毎日ずっと鏡を見ています」とか「初めてワックスを使い始めました」などメッセージをいただいて、改めて美容師の仕事が誇らしくなったんです。その感覚をスタッフたちにも共有して「LOVE」の活動の中でやっていくことができるんじゃないかという考えです。
sikiとしては髪を切ること以外にも他のサロンとは違う形で差別化していきたいし、スタッフがsikiというブランドに誇りを持つためにも、ボランティア活動や寄付はいい取り組みなんじゃないかな、と。
ボランティアのカットは、まずは僕が行ってみて安全にできる決まり事を作ることができたので、社内のスタッフでやりたい人を募ったところ、とてもたくさんのスタッフが手を挙げてくれています。これからは「LOVE」としてスタッフと足を運ぶ計画です。
sikiから施設に寄付したおもちゃ
寄付活動は、これまでsikiとしてやっていたフリマの収益を金銭という形ではなく、施設に必要なものに変えて寄付してきたのですが、これも、“自分がよければいい”だけじゃない利他の気持ちを持ってほしいという願いがありました。
>生身で体験して感動を生み出す外部活動は、スタッフ教育の一面もある