物販からボランティアまで、sikiが仕掛ける新プロジェクト「LOVE」! 活動の先にはスタッフの情操教育も
続々と注目の美容師を輩出し、店舗拡大を続けながらクリエーションにも注力を続けるsikiが、新たに物販、イベント、ボランティアなどを行うプロジェクトを象徴するブランド「LOVE」を始動しました。「LOVE」を立ち上げることになった経緯や手応え、ブランドの名前に込めた意味を代表の磯田基徳さんに伺いました。
sikiが大事にするテーマ「愛」を、男女ともに親しめるトゲトゲのロゴで表現
「LOVE」は、アパレルなどの物販、イベント、寄付、ボランティア活動など主にサロンワーク以外の取り組みを行うブランドになります。
物販は、今年の2月に第一弾として「LOVE」のロゴ入りのビーニー(ニット帽)を販売して、売り上げの一部を能登半島地震に寄付することになっています。
初めて発売したLOVEのビーニー
大切にしているテーマとしてタトゥーにもLOVEが
「LOVE」=愛は、僕がずっと大事にしているテーマ。sikiは、感動を作ることを大事にしているサロンですが、その中に愛を持って人と接すること、感謝を忘れないこと、美容師以前に人としてのあり方も含まれています。なので、「LOVE」という言葉が持っているストレートなメッセージ性をそのまま出したくて、今回のブランドに名にしました。
でも、「LOVE」という言葉だけだと可愛らしくなりすぎてしまうので、こんな風にトゲトゲしたロゴにして、アパレルの商品にロゴを入れたときも、ユニセックスに利用できることを意識しました。実際、ビーニーも男女ともに使っていただいています。
まず、スタッフに評判ですね。僕としても、スタッフが欲しいと思うものを作りたい、という考えがありましたし、感度の高いsikiのスタッフに普段から身につけたいものとして気に入ってもらえてよかったです。この前、たまたまサロンワークのときに僕も含めて何人かのスタッフが被っていて、お客さまに「その帽子、流行ってるんですか?」と聞かれたこともありました。僕たちをきっかけに「LOVE」というブランドが広がって、スタッフ以外、美容師以外にも認知が広まっていけばいいですよね。
次にアパレルで販売するのが、タトゥーアーティストの方とコラボレーションしたスウェットです。いろいろな業種の人とコラボレーションをして繋がりを広げていくこともLOVEの活動でやっていきたいことの一つなんです。デザイン的にもちょっと尖ったものを考えています。これも、sikiのスタッフや美容師さんにはセンスに共感していただけるんじゃないかと考えています。
そういう意味では、sikiの名前そのものを物販のブランドにしてしまうと、他のサロンの美容師さんは日常的に使いづらいですよね。それも、「LOVE」という別ブランドならば、きっと使ってもらいやすくなると思います。
今、「LOVE」の物販は僕が主導でやっていますが、今後、スタッフで何か物を作って販売したいと希望があれば、「LOVE」とのコラボで販売したりポップアップを行ったりする展開も考えています。sikiには創作意欲に溢れている子がたくさんいるんです。スタッフにとっては、ゼロから始めるよりは、すでにある「LOVE」というブランドに乗せる方がハードルが下がるはずですし、やっぱり、物販って個人で継続的にやるのは難しいんですよね。中には正体不明の業者との取引でトラブルになることもある。そういったリスクも、社内のブランドでコンセンサスを取りながらやればスタッフを守りながら展開することができますから。
>ボランティア活動を通じて、美容師の仕事、sikiのブランドに誇りが持てる