【vol.4】営業継続、休業決定。それぞれのサロンがしていること(美容師が知っておきたい最新コロナ情報)
イラストレーション/カツヤマケイコ
ライターのさとゆみ(佐藤友美)です。前回の融資&助成金の記事(https://www.qjnavi.jp/special/trend/satoyumi_em_3/)にたくさんのコメント、ありがとうございました。「フリーランス美容師は?」「その後、増えた融資はある?」などのご質問もいただいています。続報も近くまとめたいと思っています。
ついに緊急事態宣言が全国に拡大。営業を継続するサロン、休業を決めたサロン、一度休業したものの再開したサロン……と、さまざまなサロンさんがあります。今回は、継続するサロン、休業したサロン、それぞれでいま行われていることを取材しました。
また、営業継続中のサロンさんには、連載第1回目と2回目、(https://www.qjnavi.jp/special/trend/satoyumi_em_1/)が、現在休業しているサロンさんには連載2回目(https://www.qjnavi.jp/special/trend/satoyumi_em_2/)もお役に立つかもしれません。よろしければご覧ください。
(情報は4月20日現在)
サロンでの感染予防対策
営業を継続しているサロンでの取り組みの中で、多かったのは、以下のような対策。
・店内の消毒
・シザーの消毒(消毒ケースを購入するサロンも)
・シザーケースの使用停止
消毒液は無地のボトルに入れ替えしただけだと、消毒液に見えない可能性もあるので、ラベルを自作して貼り、お客さまへの安心感を提供しているというサロンも。
また、美容組合で衛生管理講習会を受けているサロンは、受講済のワッペンをわかりやすい場所に貼っているという意見もあった。
・換気の徹底
換気をすることによって店内が寒くなるので、上着の持参をお願いしているというコメントもあった。
・営業時間の短縮
・予約の制限(カット席を1席あけて施術する/スタッフの半分〜1/3だけ出勤など)
・店舗間のスタッフ異動の禁止(感染者や感染者の濃厚接触者が出た場合のリスクヘッジとして)
サロンによっては、椅子ごと間引いて、外からも距離をとっていることがわかるようにしているというところも。
サロン前の看板で、「現在、お客さまの人数は1名です」「現在、貸し切りでカットできます」などと案内しているサロンもあった。
・スタッフの髪型をタイトにする(髪を触らない工夫)
スタッフの髪を無造作にせず、しっかりセットすることで、無意識に髪を触る回数を減らしているという意見も。
・レセプションのビニールガード、手袋着用、トレイでの金銭授受
スーパーやコンビニでもおなじみになったビニールガードを投入しているサロンも増えてきた。現金やカードの授受が発生するレセプショニストは常時手袋をしているというサロンもあった。
・飲み物サービスの停止
・雑誌お渡しの停止(もしくはiPadなどのデバイスを消毒の上でお渡し)
感染の可能性を減らすために、雑誌を控えるようになったというサロンが多かった。かわりに、Dマガジンなどのサービスをデバイスで提供するようになったという話も。