「ショート」が得意なだけじゃない! sandが爆速で成長し続ける理由 −sand/島崎譲さん 絹村友也さん−

絹村はヤバいくらい下手だったけど誰よりも努力していた(島崎)

 

 

絹村:僕はどっちかっていうとくすぶっている期間が長かったんですよ。7割、8割の合格点は取れるんですけど、残り2割が足りない。ぶち抜けられないんです。

 

島崎:彼は撮影でも「やべーなこれ…」って思うくらい下手だったんですけど、諦めずに誰よりも失敗して反省してまたトライを繰り返して、今では500万以上を売り上げるスタイリストになりました。どんどん上手になっていったんですよ。

 

絹村:今思うと非合理的なやり方で売上を上げていたと思います。とにかく毎日作品撮りをしたり、ハントしたり、数で勝負していましたね。

 

同じやり方を後輩たちにやらせたくないから、上の人間が昔のやり方を押し付けるのではなく、頭が固くならずに今の時代にあったやり方で、もっと倍速で結果を出せるように導いていきたいと思っていますけれど。

 

 

QJ編集部:そんな二人の独立のきっかけは何だったんですか?

 

島崎:もっともっと一緒に働くメンバー一人ひとりをしっかりと見ながら、美容を楽しみながら成長させる環境を自分でつくりたいと考えたからです。辞めることが決まったとき、一緒にやりたいと言ってくれるメンバーがいて、その中でも気持ちの強いメンバーが最初にきてくれました。

 

絹村:正直、僕はまだまだ未熟な状態で、これからだっていうタイミングで、島崎が辞めることを聞かされたんですよ。

 

島崎:サロンの近くで飲んでいるときにその話をしたんだよね。

 

絹村:その話を聞いて、思わず「ふざけんな!」って言ってしまいました。島崎からもっともっと学びたいことがたくさんあったから…。ただし、この人と一緒なら成長できる確信があったので、次の瞬間には「お願いします!」と頭を下げていましたね。

 

島崎:会社に筋を通して辞めたかったので、退職の意思表示から退職まで1年半くらいかかりました。普段通りのサロンワークをしながら、休日に物件を探して、法人を作る準備などをしていましたね。

 

 

QJ編集部:sandという珍しいサロン名の由来は?

 

島崎:sandの名前の由来は、『砂』です。小さな一個(粒)の砂=お客さま・社員この2つを大事にしていく!という理念があります。一粒の砂は小さいですが、石や岩のようにたくさん集めたら重くなる。セメントを入れたら固くなるし、砂にタネを植えて水を与えたら芽が生える。いろんな可能性が砂にはあります。

 

人間がひとりでできることには限界がありますけれど、チームでやればいろんな可能性が生まれるのと同じですよね。力を合わせて、お客さまの笑顔のために進化していきたいという意味が込められているんです。

 

>ショートを上手に切ることができれば美容師として食っていける(島崎)

 

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