レセプショニストの仕事を知っていますか? 都内人気サロンに勤める美人レセプショニスト座談会
家族? 女子会? 面談? レセプショニストと美容師のいい距離感の保ち方
-レセプショニストの仕事って、責任重大なんですね。ところで、みなさんとスタイリストさんとの距離感って、どのように保っていますか?
中間さん「私ももともとはアシスタントだったし、スタッフみんなDaBというサロンで5年一緒に働いた後に、独立して5年経つので、仲間というよりもファミリーと言えるぐらいに近いですね。最近は忙しくてなかなかできないですが、忘年会や、スタッフのお誕生日会をしたりもしています」
田中さん「私の場合は、レセプションの前にサロンモデルをしていたんです。その頃からスタッフとはとても仲がよく、熱海に社員研修に行ったり、女子スタッフが少ないので、女子会したりも。フロントの横にカラーラボがあって、しょっちゅう声をかけてくるので「忙しいから邪魔しないで!」ってときもあったり(笑)」
河本さん「プレカウンセリングもするので、スタッフとはよく話をしますね。個人的に食事に行ったりもしますし。ただ、スタイリストは技術で、私たちは接客でと、同等なレベルを保ちたいと思っているんですよね。お互いに面談したり、シーズンアンケートを提出してもらったり、ビジネスパートナーとしてのコミュニケーションを意識的によくとっていると思います」
中前さん「私たちは、その距離感をどうしようかと模索中で。私たちには技術のことは分からないので、どこまで踏み込んでいけばいいのかと、少し遠慮があるかもしれません。でも、お客さまの「素の感想」を引き出せるのは私たちだと思っているので、そのあたりをスタッフたちに伝えていければいいかなと思っています」
サロンの顔、レセプショニストならではのサロンイメージキープ術!
-みなさん、とてもおしゃれなのですが、レセプショニストだからということで、とくにファッションや髪に関して心がけていることはありますか?
中前さん「私の勤務しているZACC primeは、お客さまの年齢層も少し高めで、上品な方が多いので、スニーカーやムートンブーツなど、あまりカジュアルすぎる格好は避けるようにしています」
河本さん「kakimoto armsはカラーリングに力を入れているサロンなので、レセプションもカラーリングにはとくに気を使っていますね。つねにキレイにカラーしているのはもちろん、お客さまに流行が一目でわかってもらえるようにシーズンのトレンドカラーを取り入れています」
中間さん「macaroni coastはファッション業界の重鎮もご来店されるので、ファッションや髪の毛には気を配っています。とくに髪は、『歩くヘアカタログ』だと思ってもらえるといいなということで、スタッフ同士でもかぶらないように気を使っているんですよ」
田中さん「みなさん、色々と考えてらっしゃるんですね。私は、代官山のおしゃれなサロンというイメージを壊さないように、ナチュラルモード、カジュアルモードな服を選ぶようにしています。あとは、暗めの髪をキープしていることくらいかな」
-ファッション以外で、こだわりや心がけていることはありますか?
中前さん「施術前と施術後のお客さまの変化を見逃さないようにして、お声がけするように心がけています。あと、うちのサロンでは、オートシャンプーを導入しているのですが、お客さまによってはNGの場合もあるので、お客さまの情報を逐一カルテに記入することで、次回のご来店がスムーズになるようにしています」
中間さん「お客さま全体のことを見えるのは、小さいサロンのレセプションならではだと思うんですよね。雑誌をこまめに変えにいったり、髪を切られたお客さまに声をかけたり、リラックスしていただけるように心がけています」
田中さん「確かに、小さいサロンだと、フロントからすべてが見えますよね。でもその逆もあるので、すごく基本的なことですが、姿勢をよくすることとか、つねに笑顔でいるように気をつけています。それ以外には、お客さまとのお話をノートに書いておいて、次回のご来店時にお話することもありますね」
-お客さま、喜ぶでしょうね。
田中さん「そうですね。『え! 覚えててくれたんですか?』って、話が弾みます」
河本さん「私たちは“接客”で感動させることが仕事ですもんね」
中間さん「レセプショニストって縁の下の力持ちだと思うんです。だから、お客さまに喜んでいただけると本当にうれしいですね」