人気ランキングの1位になれたからやっと伝えれる… 「順位なんて関係ない。全ての美容師が素晴らしいということ。」
美容師が同じプロとして評価する「好きな美容師」に投票する渾身企画「好きな美容師ランキング2021」で、
堂々のグランプリに輝いたGOALDの執行役員、米田 星慧(よねだ せいえ)さん。
よろこびの声を伺うべく、QJナビDAILY編集部がトロフィーを持参して米田さんを直撃しました! 1位になるまで胸の中に秘めていた、米田さんの渾身のメッセージをぜひご覧ください。全美容師&全美容学生必見のインタビューです!
一人ひとりの1票に対して、恥ずかしくない生き方をします。
QJ編集部:グランプリおめでとうございます。まずは感想を聞かせてください!
素直にありがたいです。でも、「1位に恥じないように頑張る」みたいなコメントをするのは
好きじゃないんですよね。
一人ひとりの1票に対して恥じない生き方を、これからもずっと続けていきます。
正直、「よっしゃ、1位とってやったぜ!」みたいな感情は一切なくて。
コツコツ地道に積み重ねた結果が、
こういうカタチになってくれたのかなと思っています。
この場を借りて、読者のみなさんに伝えたいことがあります。
「1位だからすごい」とか
「渋谷や原宿で活躍している美容師がすごい」とか、
そういう考え方が無理だな、嫌いだな
って思っていまして。
というのも、
GOALDの京都や名古屋で
仕事するときにもよく思うんですが、
京都も名古屋も東京のスタッフと
何も変わらないですよ。
京都と名古屋のスタッフは
ほとんどが現地で採用しているから
基本は地元の子たちです。
東京だから、地方だからとか、
優劣なんて一切ない。
でも、
この言葉は1位になってからじゃないと
言ってもちゃんと届かないかもしれないって思ってました。
負け惜しみのように
屈折して受け取られてしまうかもしれないから。
やっとストレートに伝えられる機会がきてよかったです。
人生における「結果」とは、「人の心を動かした数」
QJ編集部:美容専門学校生のみなさんからの投票と熱いコメントが目立ちました。
おそらく僕は日本で一番多く、
専門学校でセミナーをしていると思っています。だから、単純に学生さんとのタッチポイントが多かったんです。
講演会では自分に嘘をつかず、命を削るつもり
で言葉を伝えてきました。
だから、聞いてくれてた人の心に残ってくれたのかなと思います。
Instagramの投稿も命がけです。
もし誰かに「結果とは何ですか?」と尋ねられたら、「心を動かした数」だと答えます。
そのために、自分の命を込めて発信しているんですよ。
今、僕が発している言葉の数々は、
10代のころの僕が大人の人たちに言ってほしかった言葉です。
「あのとき本当にほしかった言葉ってなんだったのかな」
と、今もずっと心に問いかけています。
そして、それを素直に言語化して伝えています。
講演会とかの場合は冬でもタンクトップ姿で伝えてますね。笑
って言っても伝えてたら熱くなるんで
気付いたら脱いでます。笑
今日はこういう場なので、ジャケットですけど。笑
よくね「地方にいる自分は無理」「あの人は特別なだけで、自分にはできない」とか
諦めちゃう人がいるじゃないですか。
僕が本気で思っているのは
「あなたの人生は、そんなに薄っぺらいものじゃない、挑戦していい』ってこと。
仕事ができないからダメとか、
勉強ができないからダメとか、
恋愛が上手くいかないからダメとか、
思い込むことは沢山ある。
でも「できないこと」なんてこの世に存在しないと思うし、
もしこれを読むあなたが21歳なら
あなたの21年間はそんな薄っぺらい物じゃない。
いろんなことに悩んで、泣いて、笑って
様々な喜怒哀楽の中で生きてきた
あなたの確かな21年間がある。
それは誰しも同じで
だから僕は、、、
「お前の人生、そんなに薄くないっしょ」って僕は本気で思う。
本気で思うからこそ
美容専門学校生にも、
お客さまにも、僕はそう伝えています。
それぞれの人生にドラマがあるし、
そのシーンを彩るのが髪型です。
だから、全ての美容師は、
人生を彩るかけがえのない存在であると僕は思っています。
>僕にはチャンピオンは似合わない、だっていつでもチャレンジャーでありたい。
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