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三人目のお悩みは?

 

 

<ペンネーム:クロさん/18歳女性/美容学校生>

自分のコミュ力のなさに絶望しています。美容師は接客業だとわかっているのですが、人と話すのが苦手で、学校の中にも友達がいません。この先、美容師になった時にやっていけるのかと今から不安でしかありません。

 

かとし:すごく共感しますね。僕自身、コミュ力がなかったし、友達は少ないし、陰キャだし。今でもコミュ力があるかと言われると疑問です。でも社会人として必要最低限の会話と、業務連絡的なことは普通にできていると思っています。

 

X:友達同士の雑談が難なくできることと、仕事でのコミュニケーションはまた違いますからね。クロさんは、友達間のコミュニケーションが苦手なだけ、という可能性があります。

 

かとし:コミュ力のない人や、僕みたいな陰キャタイプの人って、自分の趣味に関してはとことん話せるんです。まずは共通の趣味の人を見つけて、仲間になるといいんじゃないかなと思います。本当なら同じクラスで仲間ができたらいいんだけど。自分の好きなことがある、趣味があるって大事です。

 

 

X:今はSNSで繋がりやすいし、自分から発信していくことで、共通の趣味の人を見つけやすいかもしれないですね。でも日常生活の中で趣味の仲間を見つけていくのは難易度が高いのかしら。

 

かとし:僕って、以前はK-POPに全く興味がなかったんです。でも、今はすごく好きで。その理由は、K-POP好きなお客さまが多かったから。お客さまの気持ちを理解したいと思って、K-POPを聴いていくうちに自分も好きになり、お客さまとの会話もさらに弾むようになりました。相手の好きなことを、自分も好きになること。それがコミュ力がなかった僕なりに出した答えです。学校の友達相手にはちょっとやりすぎかもしれないけど、参考にしていただければと思います。

 

X:何もないところから会話を成立させるのは難しいけど、テーマがあれば自然に会話できますよね。あとは接客業に関連したバイトをして経験を積むのもいいでしょうね。

 

かとし:僕自身もファミレスなどでバイトしたことがあって、人と会話する経験が積めました。もし苦手意識があって克服しようという気持ちがあるなら、接客に関係したバイトを選ぶといいかもしれませんね。だた最近のファミレスの注文はタブレット仕様になっていて、接触する機会が減っているので、例えばスタバなんかいいんじゃないでしょうか。あと普段からも、接客業の人がどんな風にお客さまと接して、どう対話しているのかを見るのも大事だと思います。買い物に行った先でショップ店員さんと話すとか。

 

X:かとしさんも、コミュ力を上げていくために、いろんな努力をしてきたんですね。自分からアクションを起こして、自分から変わっていくことって大事ですね。

 

かとし:美容師という職業って、表裏なく、素の状態で接している方が強いかなと思うんです。苦手だからと、逃げていたら成長しません。苦手な人にも向き合って、自分の引き出しを増やす。最初は勇気がいることですが、決して無駄ではないはずです。お互い頑張りましょう!

 

 

プロフィール
かとし  
加藤俊太(かとうしゅんた)
REDEAL SHIBUYA 店長
東京都出身。山野美容専門学校を卒業後、REDEAL入社。半年後に営業時間外のカラーモデル売上で53万を叩き出し、同年12月には112万をマーク。翌年3月、社内最年少スタイリストとして11ヵ月でデビュー。初月指名技術売上は脅威の504万を達成(回数券なし/技術指名のみ)し、日本記録を塗り替える。サロンワークを中心に、セミナー講師としても活躍中。
Instagram:@katoshi_redeal_0829

 

(文/リクエストQJ編集部 撮影/松林真幸)

 

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