【PR】 ジェンダーにとらわれない、居心地のいいサロンを増やしたい−パンテーンが仕掛ける、『#PrideHair・サロン』プロジェクトとは?−
「大切なのは、ジェンダーを超えた、一人一人とのコミュニケーション」LGBTQ+当事者とヘアサロンが、個性や多様性を尊重するサロンのあり方について考える。オンラインワークショップレポート
LGBTQ+のみならず、個性や多様性を尊重するサロンを世の中に少しでも増やしていきたいとパンテーンが立ち上げたのが、「#PrideHair・サロンプロジェクト」。日本初のLGBTQ+フレンドリーサロンマニュアルの作成・普及を目的として、12月15・16日の2日間に渡りオンラインワークショップが開催されました。LGBTQ+当事者とヘアサロンを招き、真剣な議論が交わされました。
当日、特に活発なディスカッションが行われたのは、ヘアサロンでの接客をどのようにマニュアル化するかという点。「性別を変えて生活をしだして初めて髪を切りにいったとき、席に着いた瞬間に男性誌が出されたんです。ロン毛のお兄さんと思われていて。『いや、女性の髪形にしたいんです。』と中々言えずに、女性らしい見た目になるまで友達に切ってもらっていました」、「(短髪にしたいとオーダーすると美容師さんに)『伸ばさないの?なんで切っちゃうの?』と言われるのが嫌で、美容師さんに覚えられないように人数の多い大型サロンを転々としていた」、「『彼氏はいるの? ご結婚は? お子さんは?』と踏み込んでこられるのが嫌で、話したくないオーラをだしていた」などの体験談が語られました。一方で、「本当に自分にとって居心地の良いヘアサロンが見つかってからは、色々な髪型をオーダーできるようになり、ヘアサロンへ行くのが楽しみになった」という声や、「『予約時のお名前で呼ばせて頂きます』とHPに記載があると、それだけで配慮してもらえているという安心感が得られて嬉しい」というポジティブな意見も。
現在、LGBTQ+フレンドリーを実践するヘアサロンMINTの経営者兼美容師のMISAKIさんからは、「美容師は来てくださったお客さまを喜ばせたいと思っている人ばかり。LGBTQ+に関するサロンでの皆さんの経験をお伝えすれば、LGBTQ+フレンドリーなサロンに変わっていくのは難しいことではないと感じています。」という美容師側からの意見が述べられました。
ディスカッションの結果、LGBTQ+フレンドリーサロンとは、見た目の性で決め付けた接客をしないこと、LGBTQ+当事者に限らず、どのようなお客さまに対しても、一人一人のお客さまの個性や多様性を尊重し、寄り添うことなのではないかという意見に多くの賛同が集まりました。さらに、マニュアルの普及方法や、プロジェクトの認知拡大方法に関して、SNSを通した情報発信の重要性も改めて議論されました。
ワークショップに参加したパンテーン ブランドディレクター余伝さんは「ジェンダーにとらわれず、人と人とのつながりたい気持ちを大切にすることで、居心地のよい、なりたい髪型になれる場所をつくれるのではと思いました。今日いただいた体験や意見をもとにサロンが希望の場所になれるようにマニュアルを作成して広めていければと思います。」と語り、マニュアル完成に向けての意気込みを語りました。
現在、『#PrideHair・サロン』プロジェクトでは、活動主旨に賛同するサポーターサロンを募集しています。
◆サポーターサロンへの応募方法について
- 応募条件:プロジェクトの主旨に賛同いただけていること
- 賛同サロンになった場合:完成マニュアルの送付・プレスリリースやサイトにて「賛同サロン」としてサロン名を掲示
- 応募方法:事務局宛(pridehair@materialpr.jp)宛に、以下情報をお送りください。
サロン名、住所、担当者名、電話番号、メールアドレス、賛同いただいた理由
◆詳細に関しては、以下URLをご確認ください。◆
https://pantene.jp/ja-jp/hair-we-go/pride-hair/pride-hair-salon
また、現在QJナビDAILY公式Twitterでは、この記事に関する感想を募集しています。
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(文/高橋優璃・QJナビDAILY編集部 撮影/金田裕平)
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