【令和のオンラインサロン事情】東京と仙台をオンラインで繋ぐ武田響&内海陸が新規スタートした実践的デザインカラー理論が人気。人気美容師に聞く、令和のオンラインサロン事情。
繋がりを大切に、プラットフォームとしての役目を果たしたい
武田:「PARTY」って社会的会合という意味の他に、団体やグループという意味もあって。繋がりを大切にして、誰でも参加しやすいプラットフォームにしていきたいなと思っています。
内海:美容業界の中で、僕たちは有名でもないですし、そこに関してはあんまりプライドがないんです(笑)なので、有名な美容師さんにコラボの依頼をしたり、絡みやすいスタンスでいます!
武田:今までの話でお気付きかもしれませんが、色々な美容師さんやオンラインサロンさんとの繋がりもあって、今後コラボ企画を予定しているんです! 協力してくださる方も多くて、僕ら2人の技術の域を超えて、みんなが気になっている人や話題、技術をピックアップして感度高くお届けしていきたいです!
内海:僕は地方の美容師ということで、東京とは違う打ち出し方だったり、地方でのハイトーンの料金設定などを、オンラインサロンを通して伝えていけたらと思っています。メンバーには地方の美容師さんもたくさんいますし。東京の空気感を知りたいという要望と、それを地方に持ち帰ったとき、どうアプローチするべきかという課題を一緒にクリアしていけたらいいなと。
武田:都内と地方では、やっていることの違い、そしてやれることの違いはあるかもしれません。けれどこのSNSの時代、発信する力があればもはや場所は関係なく、地方の美容師でも活躍の場はたくさんあるし、今後も増えていくと思っています。
内海:「PARTY」という名前の通り、たくさんの人が集まるプラットフォームとして充実した内容のサロン運営を主軸に、美容業界の前進を目指していきたいです!
プロフィール
内海陸(うちうみ りく)@uciumi
1992年生まれ、宮城県出身。都内店舗、仙台市内店舗を経てTHREE ディレクターに就任。ハイトーンブリーチカラーに特化したサロンワークと、時間をかけて作り出す繊細なスタイルに定評があり、地方の域を超えてそのノウハウを地方から全国に発進。東北きってのカラーペインター。街ゆく人の心と髪を色鮮やかにすることを目標に、セミナーと日々のサロンワークを両立。2021年8月、オンラインサロン「PARTY」を発足。
武田響(たけだ きょう)@kyo_hair
1993年生まれ、宮城県出身。仙台市内、都内店舗を経てフリーとしてH.companyの原宿本店、H[eitf]に所属。ミルクティーカラーや淡いトーン、ファッションに合わせたカットが常にインスタグラムのタグをジャック。SNSを活用したマーケティングや撮影も得意としており、美容業界誌や各種セミナー活動と、日々のサロンワークを両立。2021年8月、オンラインサロン「PARTY」を発足。
(取材・文/水戸怜子)