【令和のオンラインサロン事情】東京と仙台をオンラインで繋ぐ武田響&内海陸が新規スタートした実践的デザインカラー理論が人気。人気美容師に聞く、令和のオンラインサロン事情。

オンラインサロンで何を学び、何を伝えるのか

 

編集部:サロン発足にあたって準備したことは?

 

内海:実は僕は今までオンラインサロンに入ったことがなくて。業界事情にあまり明るくなかったので、立ち上げからずっと手探り状態でした。そんな中で、punelの齋藤剛さんからオンラインサロンの運営についてお話を聞くことが出来ました。全く知識もなかったので、本当に有り難かったです。サロン名もずっと悩んで、締め切りの数日前に思い付いて(笑)ロゴもね、ご縁があって作ってもらったんだよね?

 

武田:そうなんです。オンラインサロン「os七つ葉」のサロンオーナーであり、siki代表の伊藤竜さんに、PARTYのロゴを作っていただきました! 僕は元々、美容のこともビジネスのことも勉強するのが好きで、美容業界内外2,3個のオンラインサロンに入っていまして。skills、os七つ葉、iLeオンライン、murata’sオンラインなどとも仲良くさせていただいています。どのサロンもそれぞれの学びの色があって、魅力的なコミュニティなんです! オンラインサロンを通じて、他店の美容師さんから最新の技術や、美容師としての在り方を学ばせてもらいました。自分の技術向上の為に、お金や時間をかけるのは当たり前ですし、それがお客さまの為になるなら、僕はいくらでも勉強していきたいです。

 

内海:オンラインサロンで発信する立場にある美容師さんは、技術に関してのクオリティーも勿論高くてすごいと思うのですが、美容や美容業界に対する姿勢が本当に素晴らしくて。最前線に立っている同業者で、しかもリアルな言葉を直接聞けるという、この学びの環境はすごいなと思います。

 

武田:技術に関しても、マインドに関しても、オンライン上だとどうしても伝わりにくいこともあると思います。でも僕が参加してきたサロンのオーナーさんは、グッと刺さる言葉にして表現してくれていて、そのプレゼン力にも魅了されていました。発信する側となった今では、その伝え方がとても勉強になっています。

 

 

ブームの中でも、クローズドなコミュミティにしている理由

 

編集部:PARTYの特徴について教えてください。

 

武田:PARTYって、定員200名と少なめで、3980円という月額も決して安くはありません。今のところは密にコミュニケーションを取れるように、この設定にしています。人数が増えすぎるとコミュニケーションがとりづらいし、こちらもフォローができなくなってしまうんです。一人一人の要望にきちんと応えたいと思っているので。

 

内海:始めは人数を限定して、濃いメンバーで基盤を作っていけたらと思っています。美容師は施術をしてお客さまから料金をいただく訳ですから、学ぶことに対して投資することも大切だと思っているので、しっかり元は取って欲しいですね(笑)

 

武田:配信の期間が空いてしまうと退会者が出てしまったりするので、3日に一度は配信するようにしています。けれど配信するコンテンツの質は下げられないし、作り込むのに時間がかかるので、インスタグラムの会員限定アカウントを使って、ストーリーでレシピをパパッとあげたりして、更新の鮮度はそこで保つようにしています。やっぱり僕たちもメンバーもインスタグラムの方が使い慣れているので。

 

内海:配信するコンテンツはしっかりと作り込んで、新しい薬剤の情報などは早い伝達方法で、という風に使い分けています。あとは、SNSの活用方法やエンゲージメントを上げる為のアルゴリズムなどの知識も公開して、色々と役立てて欲しいなと思っています。

 

武田:有難いことにメンバーもアシスタントからスタイリスト、サロンオーナーさんまで幅広い方々に入って頂いていて。なので、要望も基礎的なことからコアなことまで、かなり多様化しているんです。

 

内海:これからはコンテンツを整理しながら、1から再構築して行こうと思っています。完璧なものを作るには時間も労力もかかるけど、ありふれた内容だと見てもらえないので、伝え方を工夫したり、小出しにしたり(笑)

 

武田:あとは文章や動画だけでは伝えきれない“感覚的なもの”をどう伝えるかが、今の課題ですね。やってみて色々な課題が出てきている状態なので、それをクリアしながら段階的に募集人数を増やしていけたらと思っています。

 

撮影のポイント、写真の編集についでもレクチャー

 

>技術にかける熱量、それに基づく価値がある

 

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