齋藤剛・佐藤真那人のオンラインサロンSKILLSは会員数2000人超え!技術分野ごとに進化・クラウド化していく最新美容教育から目を離すな
「一切出し惜しみしない」カリスマ集団が立ち上げたechoの衝撃
QJ編集部:きぬがわひかるさん(ALBUM)、桑原大貴さん(C・crew)を加えた4人による新たなオンラインサロン「echo」についても教えてください。
齋藤:echoはSlack(一般企業の社内用チャットなどに使われるビジネスチャットツール)を使います。SKILLSはどちらかというと僕らが情報を発信して、メンバーはそれを見ることが中心でしたが、echoは相互にコミュニケーションをとることができます。また、メンバーは100人限定のクローズドなコミュニティです。その代わり、お互いの興味がある分野をテーマにチャンネルをつくり、そこで濃厚な議論、アドバイスをかわしたりできます。誰にでも教えますよっていうよりは、選ばれた人たちを大切に育てるイメージですね。
佐藤:SKILLSよりさらに難易度が高いことを学べるし、講師だけでなく受講者同士でも交流ができる、新しい学びの場になります。一番のポリシーは「出し惜しみしない」こと! 持っている全てを出そうってメンバー全員が本気で考えているから、あえて1年という「期限」をもうけました。参加するメンバーの期待値も高いと思うし、料金もそれなりに高く設定しています。それだけの覚悟を持ってやっているってことです。
QJ編集部:これからの展開がとっても楽しみです! 最後に一つ質問させてください。コロナ禍でオンラインサロンの勢いが一気に加速したと思うのですが、ここからさらに5年後、10年後はどうなっていると思いますか。
齋藤:美容の技術の情報が、欲しい人のところに行き渡って、どの美容室に行ってもある程度のことができる状況が生まれると思います。お客さまも、どの美容室に行っても「そこそこ満足できる」くらいにはなっているはず。大事なのは、そこからどう突き抜けるかだと思いますね。
10年後は…うーん、正直ちょっとわかりません。だけど、美容師の働き方も、社会的地位も変わってきているんじゃないかな。もちろん教育も変わっていると思う。
佐藤:うん。何かが確実に変わっていくのは僕も思いますね。
齋藤:昔は技術を外に出したがらないオーナーがたくさんいたけれど、今はそうじゃない。美容室の枠組みを超えて教え合うことが当たり前になっているかもしれないですね。そうなったとき自分たちがどんな役割を担うことができるのか、これから真剣に考えていきたいです。
- プロフィール
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punel 代表
齋藤 剛 サイトウツヨシ
1988年生まれ、福島県出身。2009年仙台ヘアメイク専門学校卒業後、DaBに入社。サロンワークにとどまらず、セミナー講師やスタッフ育成に務める。ブリーチカラーのテクニックに定評があり、業界内外から注目を集める。一般誌、業界誌の撮影、また全国各地でのセミナーにて活躍中。2021年5月12日、東京・原宿にpunelをオープン。業界最大級の会員数を誇るオンラインサロン「SKILLS」を主宰。
インスタID:@ tsuyoshi_saito
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punel 代表
佐藤真那人 サトウマナト
岩手県出身 都内3店舗を経て、フリーランスの美容師として活動。ブリーチワークを駆使した色鮮やかなハイトーンカラーの提案によって、インスタグラムで注目を集める。またpunelの共同代表の齋藤剛氏と共に業界最大級の会員数を誇るオンラインサロン「SKILLS」を主宰。2021年5月12日、東京・原宿にpunelをオープン。
インスタID :@manatosato
(文/外山 武史 撮影/菊池 麻美)