陽介さん・雨宮雄三さんに聞く!消費の時代にOCEAN TOKYOが流行で終わらない理由を徹底検証。営業戦略チーム編【連載企画Vol.3】
コロナ禍でも……「楽しそう」という気持ちは、人を動かす!
―会議が煮詰まることはありませんか?
陽介 ありますね(笑)。煮詰まるけど、絞り出すんですよ! でも結構思いつきだったり、ちょっとふざけているかなっていうようなアイデアも、営業戦略チームのメンバーがいれば、「それだったらこういう風にやったらいいんじゃない」と意見を出し合って、それなりの企画になるんですよ。
何より、僕らは「ただ面白いことをしたい」「楽しんでもらいたい」っていう気持ちがものすごく強いんですよね。
特にコロナ禍にあって、「こんな状況だけど、この人たちなんか面白いな」とか「ここに行けば楽しいことがあるかも」と思ってもらえることってすごく重要。「楽しそう」っていう気持ちは、人を動かすんです。
世界的に見ても気持ちが沈みがちな今ですが、そこで自分たちも沈んじゃって発信を止めるんじゃなくて、こういうタイミングだからこそ、「もっと楽しいことをしようよ!」と伝える。髪型が変われば人生が楽しくなるというのは、僕たちスタイリストがいちばんわかっているんですよね。
だから、僕らが考える企画は、堅苦しくなく、ありがちじゃなく、とにかく楽しいものを目指しています。
―もはや大所帯といえるOCEANですが、たくさんのスタッフにどのようにして営業戦略チームの意思を伝えているんでしょうか?
雨宮 店舗のスタッフに伝えるのはそれぞれの店舗の営業戦略チームのメンバーなのですが、その際、なぜこれをやるのかという目的をしっかり伝えること、そして先に自分たちがやってみて見本を示すようにしていますね。
それをやるとスタッフも、「こういう風にやればいいのか」というのがわかるので、苦手だったことでもやってみようという気になるみたいですね。苦手意識を持っていたことに取り組んで得意になれたら楽しいし、売上にもつながればよりやる気にもなるじゃないですか。
陽介 目的は、それをやることで結果的に「スタッフ一人ひとりのためになる」ということなので、そこが伝わるといいなと思います。スタッフにもお客さまにももっと楽しんでもらおうというこちらの気持ちが伝われば、全力でのっかってくれるスタッフたちですしね。
あと、まずは営業戦略チーム全体が盛り上がってないと、スタッフもあまりやる気が出ないと思うので、「こんなおもしろいこと思いついちゃったんだけど」っていう話し方はしますね(笑)。
そして、僕らだけでは成し遂げられないので、店長陣に協力してもらうこともあります。そういった連携も大きいと思います。
―今後、営業戦略チームとして、どんなことを仕掛けていきたいですか?
陽介 本質的なことはぶらさずに、新しいことをどんどん始めていきたいと常に思っています。情報が溢れている時代ですが、「あ、そうきたか!」と思ってもらえるような新しいことをやりたいです。銭湯のムービーもそうでしたが、外部との関わりも広めていきたいですね。
雨宮 次は、具体的にいうと3~4月の新大学生、新高校生、上京してくる若者に向けた発信になりますね。毎年やっているんですけど、今年もまたちょっと違う形でやりたいです。
―楽しみにしています! 今日はありがとうございました!
- プロフィール
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OCEAN TOKYO Sunny
代表/陽介(ようすけ)
千葉県出身。日本美容専門学校卒業。都内の有名クリエイティブサロンを1店舗経験後、OCEAN TOKYOオープニングスタッフとして参画。メンズ・レディースどちらも高度な技術をもつOCEAN TOKYOの二刀流スペシャリスト。
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OCEAN TOKYO OVER
代表/雨宮雄三(あめみやゆうぞう)
茨城県出身。ベルエポック美容専門学校卒業。都内有名店1店舗を経て、OCEAN TOKYOに入社。半年でスタイリストデビューを果たし、OCEAN TOKYO本店の副店長、店長を経て現職に。お客さまの『なりたい自分』へのプロデュースを得意とし、トレンドと好感度をミックスした人気スタイルを生み出すOCEAN TOKYOのトレンドメーカー。
(文/須川奈津江 撮影/菊池麻美)