陽介さん・雨宮雄三さんに聞く!消費の時代にOCEAN TOKYOが流行で終わらない理由を徹底検証。営業戦略チーム編【連載企画Vol.3】
営業戦略チームが発信をするのは、スタッフそれぞれの個性を知ってほしいから
【OCEAN TRICO Original Movie -銭湯編-】
―ものすごく楽しそうで印象的なムービーでした! 企画や撮影はどのようにして進めたのでしょうか?
陽介 営業戦略チームが発信するものとしては、初めて制作会社などの外部の力も借りて作りました。「銭湯で撮りたい!」など、自分たちがやりたいイメージを伝えて、それならどんなことができるだろう……と制作会社と何度も打ち合わせを重ねました。
実際の撮影は思っていたよりスムーズに進んだよね。
雨宮 そうそう。朝から夜までかかる予定だったけど、夕方くらいには終わりました。
当初、あの動画はスタッフ一人ひとりの個性にスポットを当てるものにしようという構想があったんです。今回はそれだと難しいということで、ああいった形の動画になったのですが、集まって撮影できたことでより良いものになったなと思っています。僕たちがスタッフの個性や人間性を発信していきたいということには理由があります。
技術が上達したら次は集客、ということになりますが、一般のお客さまからすると、作るスタイルがどううまくてどう違うのかというのが正直わかりにくいんですよね。なので、技術が上手いことは大前提として、スタッフの人間性を知ってもらって初めて、「この人なら話が合うかも」「この人って面白そう」「この人に髪を切ってもらいたい」と、選んでいただけるようになるんです。
営業戦略チームは、OCEANを知ってもらうため、そして、知っているという方には、「OCEANに行くと楽しいことがあるのかも」と思っていただけるような仕掛けをする組織なんです。
陽介 ありがたいことに、銭湯の動画はかなり反響がありました。まだ具体的な数字は出ていませんが、動画の目的はバスグッズのCMでもあるので、販促にもつながれば大成功ということになりますね。
―今回のムービーの他にも、スタッフのモーニングルーティン動画やトリートメントの施術に対してビックリマン風のシールをプレゼントする企画など、いろいろな仕掛けを考えて発信していますが、いろいろやっていく中には「これは失敗だったかも」という企画もあるのでしょうか?
陽介 反響の大小がありますが、失敗はないですね。先程雨宮が話していたように、そもそもは、OCEANにはいろいろなスタイリストがいて、彼らがどんな個性なのかを知ってもらいたいというところからスタートしているので、僕らの発信を見て、一人でも二人でもお客さまに来ていただけるなら、失敗ではありません。
雨宮 僕らが発信をする意味合いはもう一つあって。実は、若手になればなるほど SNSへの苦手意識が強くなっているんです。でも、美容業界の最前線を走り続けていくには、SNSをやらない、という選択肢は考えられない時代になってしまったの中で、何かしらをやりたいんだけど、何をやったらいいのかわからないという若手スタッフが多い。彼らに見本を示すという意味で「こんな楽しいことができる」「こんなやり方もある」というのを見せ、モチベーションにしてもらいたいという思いもあるんです。
陽介 若手ほど、SNSでの情報が溢れているのは知っているからね。今、何をやっても二番煎じにも三番煎じにもなれないじゃないですか。じゃあ新しいことを何かしようって言われてもあまり思いつかないでしょう。そこにちょっとしたヒントじゃないですけど、「こういう風に工夫したら」というアドバイスも営業戦略チームからしますね。