陽介さん・雨宮雄三さんに聞く!消費の時代にOCEAN TOKYOが流行で終わらない理由を徹底検証。営業戦略チーム編【連載企画Vol.3】
大流行を収めたものは必ず早々に衰退するとされていますが、その定説を超えて、今年8年目を迎えた『OCEAN TOKYO』。今もなお熱狂的な顧客を獲得し続けています。なぜそこまで支持されるのか。その理由を紐解く連載企画。第3回目は、営業戦略チームの展開について。
お客さまを飽きさせずに支持され続けるには現状の分析とさまざまな戦略が必要。
営業戦略チームの中核として戦略を展開するOCEAN TOKYO Sunny 代表の陽介さんと
OCEAN TOKYO OVER代表の雨宮雄三さんにお客さまをとりこにし続ける企画やSNS戦略をどう推し進めているのか聞きました。
その理由はお客さまとOCEAN TOKYOを繋ぐ商品開発にある? (三科光平さん)
その理由は多くのスターを生み出す戦略的な幹部育成にある?(三科光平さん)
その理由は技術に絶対妥協しない姿勢を貫いているからではないか?(七五三掛慎二さん)
OCEAN TOKYOが流行で終わらない理由検証4:
OCEAN TOKYOが支持され続ける理由は、営業戦略チームによる現状の把握と戦略があるからではないか。
隔週の会議では、全スタッフ・全店舗の売上・施術のデータが詳つまびらかになる
―以前の記事で、潜入という形で営業戦略チームの会議を取材させていただいたこともありましたが、改めて営業戦略チームの成り立ちを教えていただけますか?
陽介 3年ほど前から、OCEAN TOKYO全体の数字を上げることを目的に、各店のエースを集めた組織として発足しました。もともとは代表の高木(琢也)や三科(光平)がやっていたことを、僕や雨宮を中心にしながらそれぞれの店舗の代表を集めて計画・実行していく形になります。
雨宮 大阪エリアの営業戦略チームメンバーも、隔週の会議の際はZoomで参加しています。
陽介 会議は前半と後半に別れています。前半は売上などのデータを見ながら、スタッフ全員や店舗ごとの数字を上げるための戦略を練ります。
―全スタイリストのデータというと膨大な量になりますよね。大変そうです。
雨宮 はい。データを見ると、新規集客の数やリターン率、施術の比率もすべてわかるのですが、それを見ながら「このスタッフはここを伸ばしていこう」「このスタッフはここを改善するともっとよくなる」など、話し合い、各店舗の営業戦略チーム担当者が、スタッフに伝えるような仕組みになっています。
―スタッフさんにとっても、OCEANのエースたちからアドバイスをもらえるというのは、かなり心強いのでは?
陽介 同じ店舗で働いているスタッフでだけなく、他の店舗という客観的な立場の人からアドバイスをもらえるので、アドバイスされる方も納得感が高いんですよね。「同じ店舗の人だけでなく、他の店舗の人もそう言うなら……」って。
雨宮 会議の後半では、お客さまにOCEANを知ってもらうための企画や、顧客に向けて「面白いことをやっている」と思ってもらえるような企画の話し合いをします。
昨年1年は、コロナ禍ということもあり、上半期は店舗同士が交わりながらやるというのが難しかったので、“楽しいこと”“新しいこと”というよりは、美容室の本質に立ち返って技術や顧客満足を追求するような取り組みをしていました。
夏以降は、世の中もだんだん落ち着いてきたというのと、OCEAN TRICOのバスグッズが一通り揃ったということで、何か楽しいことを発信したいという風に考えました。それが、あの銭湯でのオリジナルムービーです。
>営業戦略チームが発信をするのは、スタッフそれぞれの個性を知ってほしいから