【OCEAN TOKYO10周年】高木琢也さんが語る、これからも「荒波」な未来展望
メンズヘアシーンを牽引するOCEAN TOKYOが、創業から早10年。その記念すべき10周年に寄せて、トップスタイリストによる無料カットイベントが華々しく開催されました。会場である渋谷キャストには、男子高校生をはじめとする多くのお客さまで埋め尽くされ、OCEAN TOKYOの不動の人気を再認識。今回はその忙しいイベントの合間を縫って、代表の高木琢也さんにインタビュー! 創立以来数々の偉業で業界内外を席巻してきたOCEAN TOKYOですが、高木さんが見据えるその先の10年とは?イベント開催の経緯とともにお話を伺いました。
−10周年、おめでとうございます!まず今回の無料カットイベントを開催しようと思った経緯についてお聞かせください。
単純に、感謝の気持ちです。お客さまに対してこの感謝の気持ちを伝えられるのってなんだろうと考えた時に、やっぱり髪を切ることだなと。だから無料カットイベントがいいなって思ったんです。
イベントの様子。広場にカットトレイラーが設置され、その中でOCEAN TOKYOのトップスタイリストたちが全国各地から集まった約200名の来場者をどんどんカットしていく。
今日来場するお客さまはSNSで事前に応募を募って、抽選制で選ばれています。3,000人くらい応募があったのかな。OCEAN TOKYOに来てくれたことがある人もいるし、まだ来たことがない人もいると思う。でもそれはどちらでも良くて。苦しい時にSNSのフォロワーの人たちの応援で救われたことが沢山あるから、とにかくみなさんに「いつもありがとう」っていう気持ちでしかないです。スタッフを全国から呼んだから、今日はとにかくお客さまを切れるだけ切りまくりますよ。俺ももちろん、切ります。感謝を伝えると同時に、髪の毛を切るだけで人はこんなに変われるんだっていうことをもっと多くの人に体験してもらいたい。そしてここからさらにメンズ美容のレベルが上がってほしいとも思っています。
−この10年で、語り尽くせないくらい様々なことがあったと思いますが、それをあえてひとことで表すとしたら、どんな言葉ですか?
「荒波」だったなあと(笑)。いい思い出よりも、苦しい思い出のほうが多い気がする。日本一をとろうとか、ニュースになるような話題作りをしようとか、そういう自分の中で狙っていたものが狙いどおりにできたことは良かった。だけど、予想もしてなかった、イレギュラーで急に起こる出来事のダメージのほうがデカかったなと…。でも、10年続けてこれたのは当然だと思う。だって誰よりもやってた自信があるから。誰よりも考えてるし、誰よりも努力してきた。その分、いろんなことがあったから「まだ10年!?」とは思うよね。
これから10年も、きっと荒波。でもそうじゃないと面白くないし、だからこそ波に乗れる部分もあるから。荒波を避けて、ゆったりのんびりやろうとは全然思わないかな。
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