自分の手でかわいいを作れるって最高のモチベーション「NOBU’S KITCHEN」Vol.7ゲストABBEY 代表取締役 松永 英樹さん【後編】

上に立つ人だからこそ、人に伝えてるときに気をつけること

 

 

-スタッフに何か伝えなくちゃいけないときに気をつけていることはありますか?

 

松永:遅刻とかモラルに関することなどの人としてダメなときはズバッと注意しますけど、センス・テクニックに関しては、みんな努力しているけど、どうしても伸びない時があるから、

そんな時は頑張っているところを伝えつつ、足りないところを注意しますかね。

 

あとは褒めるときはみんなの前で褒めるけど、叱るときはこそっとふたりのときに言うようにしてます。

 

NOBU:それは分かります。

俺は怒ると言うより、人に興味ないから冷たいんだけど、怒り方は考えますね。

 

最近アシスタントが、後輩へ偉そうな発言をしていたのが許せなくて。詳しくは言えないんですけど、「お前の立場でそれ言うな」ってことだったんです。

それでちょっと冷たくしてたら、そのアシスタントが「なんかNOBUさん怒ってる…」って周りに吹聴していたみたいなんですけど、今回の件については俺の態度でわかってほしいと思って。

 

 

松永:うん、アシスタントはやっぱりなんだかんだ言ってもまだ子ども。

自分のポジション、組織の役割分担を分かってない子が多いからね。レベルが低いことを言い出すと組織としても危険だから、それは理解させないとね。

 

NOBU:前も言ったんですが、接客は掛け算なんで、技術がまだないアシスタントができることって、誰に対しても気を配ることなんですよ。それが何倍にもなって返ってくる。それは分かってほしいと常々思っていますね。

 

松永:今、美容師で年収1000万円の子が増えていますよね。

自分の人生を振り返ってみると、お金という先立つものがあるって本当に大事。

だから僕は会社として、スタッフの人生プランを実現させられるようにケアできるようにしたい。技術・センス・接客もそうだしレベルを引き上げていきたいよね。育てていかないと。

 

 

NOBU:基本的に何にもやってないやつが文句言うんすよね。

 

松永:あはは(爆笑)。言わんとすることは分かるよ(笑)。

 

NOBU:やってねーじゃん、って。

月100万円ほしいなら、月100万円に見合う技術を身につけないと。

 

松永:ヘアサロンって特殊な空間で、自分のことを好きな人、その空間が好きな人しか来ないんですよ。

マイナスなことが起こらない場所。そして自分のことを好きな人を一生懸命かわいくするのが美容師の仕事なんですよね。

人がかわいくなるのを見るのってすごくモチベーションになる。そんなところを改めて振り返るといい仕事ができるようになるよね。

 

NOBU:喜んでもらうと自分がレベルアップしますよね。

それにかわいい女性はかわいくなる権利があるし、かわいい女性が他のスタッフのところへ行くと少しイラッとする。「俺のほうがもっともっとかわいくできるのに!!」って(笑)。

 

 

僕は女の人が大好きだから(笑)、かわいい人が街中に溢れるって最高じゃないですか。

それを俺らの手で作れるって1番のモチベーション。

 

松永:NOBU君は熱量があるよね。話してて興味深い。

 

―ちなみに前回、宮村さん回で爆笑をかっさらったNOBUさんの元アシスタントの杏樹が、松永さんのこともとっても大好きみたいで…

 

 

杏樹:ABBEYも受けたんです〜。松永さんの前で一発芸しました〜!

今日は松永さんの好きなタイプの女性を意識してきたんです〜!

 

―今日も写メ撮ってもらわなくて大丈夫なの?

 

杏樹:え、いいんですかぁ?

 

杏樹、ちゃっかりリップを塗り直すw

 

松永:写真撮ろう撮ろう!

ちなみに僕が今日連れてきた松本颯太は、ABBEYで唯一NOBUさんのセミナー受けたことがあるんですよ。

 

松本:そうなんです。ガイダンスもですが、今日もお話興味深く聞かせてもらいました。

 

 

―…松本さんも一緒に写真撮ってもらいますか?(笑)

 

松本:え、いいんですか?

 

NOBU:俺はええやろ〜。

 

結局最後にみんなで写真撮りあって本日はここでお開き!

 

松永さん、お話中も、ずっと「うまいな〜」と食事も心ゆくまで堪能していただきありがとうございます!

 

 

 

次回はGARDEN代表の須崎勝己さん、河野 悌己さんが登場! お楽しみに!

 

 

プロフィール
ABBEY
松永 英樹(まつなが ひでき)

長崎県出身。東京マックス美容専門学校卒業。1989年にPEEK-A-BOOに入社。アートディレクターや原宿店店長などの要職を経て2002年に退社。ファッションブランドA BATHING APEプロデューサーNIGO氏と原宿にBAPE CUTSをオープン。2007年にはABBEYを立ち上げる。サロン経営・サロンワークを主軸に据えながら、美容商品の開発、講習活動など多方面で活躍。
http://www.abbey2007.com/

 

プロフィール
ALBUM
プロデューサー/NOBU

大阪と東京のサロンで経験を積み、2014年よりアルバムのプロデューサーとして活躍。美容学校生の頃から既存のルールにとらわれず、独自の手法で技術を高め、売り上げ、集客ともに伸ばしてきた実力者。サロンワークのほか、雑誌の撮影やショーのヘア・メイクの仕事も数多くこなしている。インスタグラムのフォロワーは19万3千人。

最近では料理人の夢を叶えたいと画策している。

https://www.instagram.com/nobuhair/

 

  NOBU’S KITCHENバックナンバーを見る>>

 

  ライフマガジンの記事をもっと見る >>

Related Contents 関連コンテンツ

Guidance 転職ガイド

Ranking ランキング