接客は掛け算。0点はみんなゼロになるから1点でも取れ!「NOBU’S KITCHEN」Vol.6ゲストSHEA. 代表 坂狩トモタカ【後編】
男には厳しくしちゃう。だって成功してほしいから!
坂狩:僕最近、お客さまはもちろんですがスタッフに対して気を使っちゃうんですよね。
育て方というか。女性は賢くやっていけるからあんまり怒ったりとかしないんですけど、男性には多少厳しくなっちゃうというか。
NOBU:俺も。女性は怒ってもいい意味で聞いてなかったりとかするし、うまく立ち回れるけど、男はね~。
坂狩:男は死ぬほど努力しないと大成しないと思っていて。甘やかしたくはないし、僕がサロンにいるとちょっと空気変わりますね。
幹部たちにも甘やかさないで、空気変えるくらいの存在になってほしいって言ってるんですけどね。
―今後はサロンをどうされていきたいと思っているんですか?
坂狩:役割が大事かな、と。ALBUMさんのように会社になるって本当にうらやましいんですよ。
エースストライカーを目指していたとしても、全員がストライカーになれるわけじゃないし、チーム全員がストライカーだと負けてしまう。
ボランチもディフェンダーもいてこそ、組織なんで。SHEA.はいい役割をみんなに持ってもらいたい、と思っています。
NOBU:人を育てる人にならないとね。
人を教育するのには4つの「じんざい」があるって聞いて。まず「人材」は読んで字の如くの人材。自分の仕事を全うする人。次に「人財」。これは利益を生み出す会社にとってなくてはならない人。俺らはこの「じんざい」を育てていくのが指針になる。
あとの2つは稀に、会社にただ存在しているだけの「人在」、実績が作れない「人罪」も組織にはいて。こういう人たちを生まないようにする、もしくはしないようにしていくっていうのが大事。すごくむずいけどなー。
坂狩:今日はかけ算の話とか、「じんざい」の話もすごい響きました。うわ~本当呼んでいただきありがとうございます。
―NOBUさんうれしさ隠せてないですよ。
NOBU:めっちゃうれしい…♡。
NOBUさん、坂狩さんと意気投合できてめちゃくちゃうれしそうに、業界裏話を話しはじめ、それに坂狩さんも乗っかったので今夜もここでお開き!
次回はなんと逆オファー!! ABBEYの松永英樹さんがご来店します。お楽しみに!
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- プロフィール
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SHEA.
代表/坂狩トモタカ
福岡県出身。資生堂美容専門学校卒。都内1店舗を経て、AnZieへ入社。AnZieで代表を務めたのち、2018年9月にSHEAをオープン。年間50本以上のセミナーをこなすことで業界から注目を集め、一般紙や業界氏からのオファーも絶えない。2019.4.1 『#毛先だけパーマ』をエイ出版社より上梓する。
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ALBUM
プロデューサー/NOBU
大阪と東京のサロンで経験を積み、2014年よりアルバムのプロデューサーとして活躍。美容学校生の頃から既存のルールにとらわれず、独自の手法で技術を高め、売り上げ、集客ともに伸ばしてきた実力者。サロンワークのほか、雑誌の撮影やショーのヘア・メイクの仕事も数多くこなしている。インスタグラムのフォロワーは19万3千人。
最近では料理人の夢を叶えたいと画策している。
https://www.instagram.com/nobuhair/
(取材・文/高橋 優璃 撮影/渡辺きるけ)