女性美容師は何で勝負する!?「NOBU’S KITCHEN」Vol.5ゲストNORA Journeyの阿形聡美さん・Belleの藤原愛莉さん・ALBUMのNATSUMIさん【前編】
勝負しない? する? 30代になって思うこと。
―今日は女性美容師の働き方やライフステージについて聞きたいと思っています。
自分が他の美容師さんに負けていない個性ってありますか?
阿形:私は誰かと勝負してるつもりはないですね。確かに29歳くらいのころは周囲と比べて焦っていた時期もありました。だけど私は女性目線でしかわからない悩みを解決するのが得意だなと気づいて。年を重ねて元々苦手意識のあった言葉遣いに気をつけられるようにもなりましたし。ただ私の強みを活かしていけばいいんだよな。って思ってます。
NATSUMI:阿形さんの答えが正解ですね。本当にその通りだと思います。
阿形:女性は臨機応変さがありますよね。何か起きてもコロッとその状況に対応できるから、メンズアシスタントはそれについてくるのに大変そう。
いつも振り回してごめんね…って思ってます。
藤原:私は29歳で大阪から上京してきて、勝負しにきちゃいました。Belleも立ち上げメンバーではなく、中途入社だから出遅れ感を感じて、自分を奮い立たせるために代表に「1番になります!」って言っちゃったし。
絶対誰にも負けたくない! という気負いでずっと駆け抜けてる感じです。でも下の子が追いついてきた〜! って思うと、焦り感じますね。少し前、靭帯切っちゃって手術でお休みしていたときも焦ってました…。
NATSUMI:いやいや、インスタ見てましたけど、復帰はや〜〜い! って思いましたよ! ちょっと休んでも平気そうなほどの勢いや人気がありますよね。
藤原:そんなことないよ〜。あのおやすみ期間の闇ストーリーズ見られてたんだね、恥ずかしい(笑)。
NATSUMI:私、自分で女性らしいと思っていないし、性別も関係ないと思っています。それよりもキャラ立ちしている子とかに嫉妬するかもしれません。
誰よりも先に行きたいんですけど、コソ練タイプなので、努力の影を見せず、1番になりたいんです。
NOBU:みんな女に好かれる女美容師だなー。宝塚感すら感じるわー。
3人で働いたら喧嘩しそう(笑)。
阿形:しないですよ!(笑)
お客さまと一緒に成長したいと思っているので、ある意味宝塚感は確かにあるかも。
NOBU:色恋営業とか絶対しなさそう。まぁ男も限界があるからしないけどね。
藤原:私できないです。男性のお客さまにこそサバサバしちゃいますね。たま〜に、男性のお客さまからアプローチ風なことを言われたとき、「このまま他のサロンへ行ってもいいですよ〜」と言っていると過言ではないほど、(心の)シャッターをバーン!って降ろして施術だけに集中しちゃうときも。でもそんな私の施術を受けても、再来店していただけるので、男性の気持ちがよく分からないです(笑)。
―愛莉さんの雰囲気と、仕事の姿勢のギャップが逆に気に入られそうな気がする(笑)。
NOBU:それありそうやな。
阿形:私も男性客だとめっちゃサバけた接客しちゃう。お姉さんノリで恋バナとか聞いてあげちゃったりしますね。
NASTUMI:私なんて、そもそもスタッフから女性扱いされてないです…(笑)。
NOBUさんの出番がほとんどなかった前編。後編では、女性美容師の結婚話や注目している美容師などなど、NOBUさんの希望通り、完全女子会と化した後編もお楽しみに!