前原穂高とNOBUの目指すべきリーダー像とは!? 「NOBU’S KITCHEN」Vol.3ゲストViolet前原 穂高・MANAEさん【後編】
宮村さんに教わったこととは?
―技術も教えるの大変じゃないですか?
前原:僕は技術の心配はしていないです。技術は回数をこなせば誰でもうまくなります。
それよりもモチベーションの持続をどうするかが課題。教えるよりも、うまく気づきを与えたいんですよね。
で、教育についていろいろ考えていたとき、ふと、僕、師匠の宮村から直接教えてもらったことってひとつもないな、って思ったんです。ただ、宮村が作ったアフロートの形や、施術を見て、学んだことはいっぱいあったんですよね。
―背中を見て、感じることがあったんですかね。
前原:う〜ん、多分そうだと思います。
―MANAEさんはそんな前原さんを見て、どう思われていますか?
MANAE:そうですね、何か問題や困ったことがあったときに怒られることはなくて、あえて何も言わないんだな、って思っています。なので自分で頑張って解決しないと! と思って行動するので、問題解決能力は上がっているのかも(笑)。
―MANAEさんは後輩もいると思うのですが、後輩の指導はどうされているんですか?
MANAE:注意はしますが、冷静なタイプで、フォローしながらやっているつもりではいます。前原やスタッフに「ママポジ」って言われていて(笑)。
イライラもしないタイプで、めったに怒りません。その感じがママっぽいのかも。
アシスタントとスタイリストの関係はサロンそれぞれ
NOBU・金内:すっげー…。
MANAE:え、本当ですか?(笑)
金内:ALBUMにはいないタイプの女性かも(笑)。MANAEさんがALBUMのスタッフだったら、女性アシスタントの人気者になりますね。多分アシスタントに付きたいって希望者が殺到しそう。
―ん? どういうことですか?
NOBU:ALBUMって新卒に、アシスタントにつきたいスタイリストを選ばせるんですよ。
―え! それって選ばれないスタッフもいるということですか…?
NOBU:もちろんそうですよ。だからスタッフもアシスタントについてもらうために頑張らないといけないんです。
前原:うちは4ヶ月に一回、アシスタントを変えています。僕がアフロート時代に、いろんな人にアシスタントについて、すごく勉強になったので。
―どんなにそのスタッフとアシスタントの相性が良くても、絶対に変えられる?
前原:もちろんそうだし、僕の耳にその言葉は届きません(笑)。でも逆も然りで、相性が合わなくても4ヶ月後には変わるし、合わない仲でも学べることってあると思うんです。
それにスタッフ間でぐるぐるしてると、スタッフ全員が僕の仕事の仕方や内容を把握できますしね。