見た目は、アウトロー、中身は職人肌のアーティスト美容師が教える!? 尖った個性の磨き方「NOBU’S KITCHEN」Vol.15ゲストOCEAN TOKYO WHITE七五三掛慎二さん、C・crew森田怜さん、内山俊平さん【前編】
毎回、NOBUさんが気になる人をゲストにお呼びし、NOBUさんの自宅(!?)でNOBUさんの手料理を食べながらざっくばらんに美容業界について語り明かしていただく連載『NOBU’S KITCHEN』。
15回目はOCEAN TOKYO WHITEの七五三掛慎二(しめかけ しんじ)さん、C・crewの森田怜(もりた りょう)さん、内山俊平(うちやま しゅんぺい)さんがゲスト。そしてお三方と同世代で活躍中のALBUM銀座店店長の伊藤佑記(いとう ゆうき)さんにも参加いただきました。
唯一無二の尖った個性をもったゲストの方々に、どのように自分のスタイルを形成してきたのかを語り合っていただきました!
※本文中の敬称は省略しています。
一見怖いNOBUさんだから…その優しさに触れると周囲が混乱!?
――内山さんは、少し遅れて到着されるということなので、先に始めちゃいましょう!
NOBU:今日は、若手で勢いのある人気スタイリストが集結! 業界のトップリーダーとなり得る金の卵のみなさんをイメージして鳥料理を用意しました。みんな多方面で活躍しているので、料理も「揚げ」「焼き」「煮」というすべての調理方法を網羅!
NOBU:この鍋は中に入れた卵の黄身に具をつけて食べるんだけど、めちゃくちゃうまいよ。広島の漁師料理だから本来魚介でやるんだけど、今日は鶏にしました。
一同:いただきまーす!!
七五三掛:めっちゃ美味しそうですね。
森田:鍋のこれ、まあまあ深いんですね。
一同:笑
――まず、定番のお互いの第一印象からお聞かせいただけますか?
NOBU:C・crewの二人とOCEAN TOKYOの七五三掛くんとは、台湾のATCヘアショーで始めて顔を合わせたんだよね。
NOBU:その前は、直接は知らなかったんだけど、後輩たちからよく名前を聞いていましたし、技術がうまいということは知っていました。みんな、他の人にはないデザインを生み出す実力があるし、めちゃくちゃ人気あるよね。見た目はアウトローだけど(笑)。
七五三掛:NOBUさんも、僕たちからして相当怖かったです。台湾に行く飛行機に乗る前に、成田空港で始めて会って。かなりビビりながら挨拶したんですよ。
でもね、NOBUさん、ホットアイマスクくれたの。怖い人だと思っていたからその謎の優しさに相当混乱しました。
一同:爆笑
森田:俺は、初めてお会いしたのはお酒の席だったんだけど、やっぱりビビりながら挨拶したのを覚えています。もちろんお会いする前から人気やご活躍は知っていたので、なおさら恐縮というか。
NOBU:初対面はだいたいの人に怖いって言われるなー。たしかにそうかもしれないけど、美容師って職人だから、みんな少なからず近寄りがたいオーラは出していると思うよ、俺は。
NOBU:でも、ATCみたいに海外で一緒にやると仲良くなるよね。普段顔を合わせない美容師さんとも交流できるし、みんなで「日本代表」としての輪ができるし。サロンの枠を超えて、それぞれの美容師としてのこだわりや熱量をみれるのは刺激になる。それってサロンワークでは体験できないことだから。
伊藤:俺は、ALBUMの面接を受けたときのNOBUさんの印象が今も忘れられませんよ。NOBUさん独特の口を開かずに声を出す「ああ」っていう相槌が怖くて…でも、「日本一の美容師になりたいんです」って言ったら、「やってみたらいいと思うよ」って言ってもらえたことが嬉しかったし、背中を押してもらえました。アメとムチの使い方が究極ですよね。
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