カラーで活躍するスタイリストはアシスタントの腕も超重要だった!? 「NOBU’S KITCHEN」Vol.14ゲストDaB齋藤剛さん・RISEL浅野宏明さん【後編】

失敗を自分の判断でリカバリーできるアシスタントは、伸びる!

 

 

――前編でも少し話が出ましたが、アシスタントさんを指導する中で、「この子うまいなぁ」って思う人の特徴はありますか?

 

齋藤:勘が良い子はいますね。「これをやったらどうなるか」がわかるのに加えて、塗りながら必要な施術を判断できる子。

 

師匠たちの話に耳を傾ける、DaBとRESELのアシスタントさんたち

 

浅野:それの対応までできる子もいますよ。

たとえば、シャンプー台でブリーチして色をのせたあとに毛先の色が沈んでしまうことってよくあるんですよ。そんなときに何をしてくれるか? いろいろ方法はあると思うんですけど、青っぽくなっていたらカッパーをのせるとか、ピンクシャンプーを毛先に揉み込むとか…そういう対応をこっちから何も言わなくても自分で汲み取ってやってくれていると、本当は失敗の状態でシャンプーから上がってきているはずが失敗じゃなくなることもあります。

 

 

――すごいすごい! 失敗じゃなくなることもあるんですね!

 

桑原:皆さんそうだと思うんですけど、メインのアシスタントが抜けたらかなり戦力落ちますよね。カラーを得意として売っているから普通のカラーリングとは違うんです。毎回思うんですけど、僕のメインアシスタントがデビューしたときって戦力が落ちるんですよ。

 

齋藤:めっちゃわかります。

 

桑原:一般のスタイリストよりもカラーはうまい状態になってるので、それこそ齋藤さんとか浅野さんとかのメインアシスタントはデビューしたてのときからほかのスタイリストよりはカラーうまい状態でデビューしているわけじゃないですか。カラーを売りにできますよね。

 

 

齋藤:あとは、“本人がカラーを好きかどうか”ですよね。

これって実は勘がいいこと以上に大切。カラーを染めることに興味があるのか、それともアシスタントの業務としてやっているのか、スタイリストにはわかっちゃうんですよ。カラーに興味がある状態で続けてもらえれば、アシスタント自身が成長すると思います。

 

 

――カラーが上手な人って理数系なイメージがあるんですけど、そういうのってありますか?

 

桑原:感覚で行く人もいるけど、僕はどちらかと言うと理数系かもしれないです。皆さん、感覚ですか?

 

齋藤:僕は塗るときは感覚ですね。

 

 

NOBU:俺の勝手なイメージで、カラーが上手い子って物静かなイメージがある。齋藤くんもそうだし、ALTの森田(正浩)とか、sikiの(伊藤)竜とかね。俺らより若い世代で、物静かだけど、「カラーの道でやってやろう」感があるんですよ。絶対負けたくないって思いを感じますね。

カラーって繊細じゃないと無理だから、レベルが高いカラーをしようと思ったらみんなそうなるのかな。だから、スタッフの信頼も厚いですよ。大貴とかは、やっぱりみんなカラーしてほしいって言うし。

 

 

齋藤:僕は、オタクっぽいような気はしますね。

 

NOBU:いい意味のオタクならいいよね。

 

 

気心知れたメンバーということもあり、終始ゆる~い雰囲気で盛り上がった今回のNOBU’S KITCHEN。でも、仲良しメンバーはまだまだ話足りないようで二次会に流れていきました。

 

次回は、C・crewの森田怜さん、内山俊平さん、OCEAN TOKYO WHITEの七五三掛慎二さんが登場します。お楽しみに!

 

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