カラーの達人大集合! 今だから言える失敗談も飛び出す…!「NOBU’S KITCHEN」Vol.14ゲストDaB齋藤剛さん・RISEL浅野宏明さん【前編】

カラーが得意な人の共通点って? 

 

 

NOBU:大貴(桑原さん)もそうだけど、カラーが得意な人って、俺からすると「その色使うんだ」っていうので驚きますね。色彩感覚がきっと豊かなんだと思う。俺は世代もあると思うけど、どっちかって言うとグレージュベースのギャルっぽい色が得意。大貴とかの世代は、ブロンドベースな感じがする。

 

 

浅野:そもそも今は、ブリーチ自体の明度のレベルが上がってきているしね。昔はここまでしか抜けないっていう定義があったから、それに対してカラーを濃く入れないとアッシュがのらなかったけど、今はブリーチの技術も進歩して、いろんな技法があるし、みんな知識を持ってる。だからなおさら調合するテクニックが必要になるし、次世代がどんどん出てきて技術自体は成熟しているから、練習しなきゃ負けちゃう!と思いますね。

 

――さっきNOBUさんもおっしゃっていましたが、カラーを売りにしている人って、色彩感覚が豊かなんですかね?

 

 

NOBU:それもあるけど、とにかく量をやっているかどうかじゃないですかね。答えがないから、とにかくやるしかないんですよ。

 

浅野:あと、どんなメーカーの薬剤でも使えるようになっておかないとダメですね。

 

齋藤:カラー剤もいっぱいあるから大変ですよね。メーカーによって色味は全部違いますし。

 

 

浅野:アッシュ一つ作るにしてもこのメーカーは青っぽい、あっちはグレーっぽいとかね。それによって調合が変わってくるから、メーカーごとのアッシュがどう違うのかとか知っておかないと、セミナーを頼まれたときにやばい! セミナーに来る人って、そのメーカーの薬剤を使っている人たちが多いから、しくじれないですよね。

 

と、話がつきませんが、前半はここまで。後編は、カラーの失敗をリカバリーしたり、フォローしてくれたりするアシスタントさんのことや、カラーが得意な美容師さんの共通点についてお送りします。

 

 

 

プロフィール
DaB
代官山店副店長・カラーラボ責任者/齋藤 剛(さいとう つよし)

988年生まれ、福島県出身。2009年仙台ヘアメイク専門学校卒業後、DaBに入社。サロンワークにとどまらず、セミナー講師やスタッフ育成に務める。ブリーチカラーのテクニックに定評があり、業界内外から注目を集める。一般誌、業界誌の撮影、また全国各地でのセミナーにて活躍中。

https://www.instagram.com/saito.colorlab/

 

 

プロフィール
RISEL
総店長/浅野宏明(あさの ひろあき)

神奈川県出身。地元の美容室でのスタイリストを経て上京。都内1店舗を経てRISELの立ち上げに参加。現在は、RISEL 4店舗の総合店長を務める。外国人風カラー、グラデーションカラー、ハイライトカラー、3Dカラーなどテクニックカラーを得意とし、モデルやタレントなどの顧客も多く抱える。

https://www.instagram.com/risel_hiro/

 

 

ALBUM
プロデューサー/NOBU

大阪と東京のサロンで経験を積み、2014年よりアルバムのプロデューサーとして活躍。美容学校生の頃から既存のルールにとらわれず、独自の手法で技術を高め、売り上げ、集客ともに伸ばしてきた実力者。サロンワークのほか、雑誌の撮影やショーのヘア・メイクの仕事も数多くこなしている。インスタグラムのフォロワーは24万4千人。最近では料理人の夢を叶えたいと画策している。

https://www.instagram.com/nobuhair/

 

 

ALBUM
店長/桑原 大貴(くわばら たいき)

1990年生まれ。新潟県出身。新潟理容美容専門学校を卒業後、都内1店舗を経て、2015年ALBUMに参加。現在はALBUM HARAJUKUで店長を務める傍ら、クリエイティブディレクターとして活躍。「外国人ヘアのスペシャリスト」として日本人の髪質に合わせたハイトーンカラーを得意とし、お客さまはもちろんのこと、同業者からも注目の的。セミナー講師や撮影など外部活動のオファーが絶えない。

https://www.instagram.com/taiki0726/

 

 

(取材・文/須川奈津江  撮影/菊池 麻美)

 

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