目指せ!「噛めば噛むほど味が出る」男!? 「NOBU’S KITCHEN」Vol.13ゲストLECO内田聡一郎さん【前編】
美容業界を変えたいという熱意がサロンを成功に導く
内田:これだけは聞こうと思って来たのですが、スタイリストもみんなそれぞれお客さんがついていて売上もあって、発信力もあったら自分のブランドを持ちたいという考えになると思うんですよ。なんでそうならないんですか?
NOBU:僕は単純にお金の計算が面倒くさいっていうのがあるんです(笑)。それに、2、3年後に会社として大きな局面を迎えることになると思うので、そこに立ち会いたいというのがあります。
スタッフにとっては、圧倒的な人数を入客できるというのがあると思います。
内田:社員と業務委託の間には、どうしても温度差が出てくると思うんですけど、そのあたりはどうですか?
NOBU:うちは、業務委託のスタッフもレッスンを受けられるし、一緒に大掃除もします。結構変わっていると思いますよ。
――NOBUさんは現在、1日何人くらい入客されているんですか?
NOBU:1日30~40人ですね。
内田:うそでしょ!?
そんなに忙しいサロンワークの間に、動画とかSNSに上げてるんですか? 正直、今の立場的にもうそこまでやる必要ないというか、NOBUさんが先陣きってやる意味っていうのを考えちゃいますけど…
――「そんなに働くの?」っていうのは、内田さんにも言えると思いますが(笑)
内田:僕の場合は、小さいフィールドでやっているだけですから…
NOBUさんやALBUMを見ていて思うのは、美容師の情熱とビジネスの部分をきちんと掛け合わせて働いていますよね。自分のエゴというよりは、美容業界の新しいビジネスの基盤を作るという目標がまわりまわってサロンの成功につながっている印象を受けます。
NOBUさんは、今のようなビジネスライクな脳ってもともとあったんですか?
NOBU:全然なかったですよ。
今も、技術だけやっていたいというのが本心。だから、バックオフィスのスタッフがサロンワーク以外の仕事をきちんと取り仕切ってくれるのがありがたいです。
書けない話盛りだくさんだった前編はここまで!
後編は、血反吐を吐くほど(!?)努力した時代のことや、これからの時代を背負う若手美容師が目指すべき道についてお送りします。
>後編に続く 11月26日公開予定
プロフィール
LECO/代表
内田聡一郎(うちだそういちろう)
2018年3月1日に自身が代表となるヘアサロン「LECO」をグランドオープン。セミナーやヘアショー、専門誌などで見ない日はないほど勢力的に活動。そのセンスの良さから一般のお客さまのみならず、芸能・ファッション・音楽業界からの信頼が高い。
https://www.instagram.com/soucuts/
ALBUM
プロデューサー/NOBU
大阪と東京のサロンで経験を積み、2014年よりアルバムのプロデューサーとして活躍。美容学校生の頃から既存のルールにとらわれず、独自の手法で技術を高め、売り上げ、集客ともに伸ばしてきた実力者。サロンワークのほか、雑誌の撮影やショーのヘア・メイクの仕事も数多くこなしている。インスタグラムのフォロワーは24万4千人。最近では料理人の夢を叶えたいと画策している。
https://www.instagram.com/nobuhair/
(取材・文/須川奈津江 撮影/菊池 麻美)
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