日本の美容業界は鎖国状態を解くべし!? 中国に学ぶ美容師の姿勢とは?「NOBU’S KITCHEN」Vol.11ゲストLIM統括ディレクター/カンタロウさん【前編】

中国セミナーでは、「先生は本気なんだ!」という姿勢を見せるのが大事

 

 

NOBU:聞いたことがあるのは、中国って、「有名になりたい」「一番になりたい」と一生懸命思ってやっている人でも、中国で一番になることはハードルが高いらしいです。上海とか広州とか北京とか各地域がでかすぎて。

 

それで僕らは、「上海で一番になる」「北京で有名になる」って息巻いている人たちに向けてセミナーをやるわけだけど、僕はセミナー中でも怒るんですよ。寝ている人とかに対して。通訳を通してですが、「僕はあなたたちを本気で教えに来たから、本気で聞かなかったら教えない」と伝える。先生は本気で教えようとしてくれてるんだなって思わせるようにすると、めちゃくちゃ聞いてくれる。

 

 

逆に、日本人に対してのセミナーの方が寂しさを感じるかも。みんな自分の意見も言わないですし。支払っている金額が違うというのもあるかもしれないですけど、セミナーを受けるだけで一人5000元くらいかかるから。

 

 

カンタロウ:日本円にすると80,000円くらい。だから、すごい貪欲だし、欲しがるよね。

 

 

後編では、ALBUM原宿店の桑原さんと衣川さんも登場。カンタロウさんの個性を決定づけることになったきっかけや、サロンの教育などについて伺います。

 

 

>後編へ続く

 

 

プロフィール
LIM
統括ディレクター/カンタロウ

福岡県北九州市出身。高校を卒業後、通信課程で美容免許を取得。新大阪のサロン1店舗を経て、1996年に有限会社LESS IS MORE (LIM) に入社。LIMディレクターに就任後、東京進出、シンガポール、ロンドン、香港にLIMを進出させる。現在は各都市を飛び回りながらLIM全体のプロデュースを行っている。
https://www.instagram.com/kantaro0427/

 

 

プロフィール
ALBUM
プロデューサー/NOBU
大阪と東京のサロンで経験を積み、2014年よりアルバムのプロデューサーとして活躍。美容学校生の頃から既存のルールにとらわれず、独自の手法で技術を高め、売り上げ、集客ともに伸ばしてきた実力者。サロンワークのほか、雑誌の撮影やショーのヘア・メイクの仕事も数多くこなしている。インスタグラムのフォロワーは23.9万人。

最近では料理人の夢を叶えたいと画策している。

https://www.instagram.com/nobuhair/

 

(取材・文/須川奈津江  撮影/菊池 麻美)

 

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