こんなサロンでは働きたくない! 現役美容師が内定辞退を決めた就活エピソード集

面接の内容に呆然…希望していた人気のサロンだったのに(32歳/男性)

 

 

今のようにSNSが普及しておらず、情報を知るツールはテレビや雑誌がメインだった時代。地方の田舎育ちの僕は、雑誌に出ているような美容室で働きたいと思っていました。就職を希望していたサロンから「履歴書が通ったので集団面接にきてください」と連絡がきたときは本当にうれしかったです。

 

意気揚々と集団面接に向かった僕でしたが、自己紹介もほどほどに「なんかおもしろいことできないの?」「モノマネやってみようか」と、モノマネを強要されました。戸惑っていると「何もないならもういいよ、次の人と話します」と、さっさと面接が終了。あまりにも自分が想定していたものとはかけ離れた時間でした。

 

ショックのあまり、ほとんど覚えていないのですが、「これが人気美容室では普通のことなら、オレは美容師をできないな」と帰りの電車で呆然としていたことは覚えています。結果は当然不採用でした。しかし、自分もそこでは働くつもりはなかったです。

 

その後は違うサロンで働かせていただき、「謙虚さだけは忘れない」「人を大事にしたい」という想いで20代後半のときに独立して地元にお店をオープンしました。あのとき面接を受けたサロンはすでになくなっています。なので、「どんなに繁盛していても調子にはのらない」という反面教師にしています。

 

 

サービス業なのに!? 面接前にトイレを借りてみたら…(25歳/女性)

 

私が学生時代に面接を受けに行ったサロンで、「ここは辞めよう」と思った決定打は“トイレ”でした。面接前にトイレを借りたところ、トイレットペッパーがむき出しだったり、ペーパータオルの置いてある周囲お世辞にも綺麗とは言えませんでした。私が面接に行ってから使用した人はいなかったので、余計にびっくりしました。

 

勇気を出して「トイレが汚かったのですが…」と言ってみたら 、「そう? いつもあんな感じだよ」との返答が。私は飲食店でアルバイトしていたこともあり、サービス業のお手洗いが汚いのはありえないし、それはお客さまに対しての仕事でも表れると思っていたので、「同じ意識を持っている方たちと働きたい」と思い、後日内定を辞退しました。

 

>男性美容師がバックヤードのドアを開けたときに見てしまったものとは…

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