【メンズ縮毛矯正】サラサラ男子のシェア拡大中につき緊急対談!佐々田和海(D.D.)、ノリ(AI TOKYO)、山下快(フリーランス)が爆発的ブームの潮流を深掘り
メンズ縮毛矯正で売れる店販製品とは
――縮毛矯正の場合、店販の売れ行きはどうですか?
佐々田:基本的にシャンプー&トリートメントは良い製品を使うように伝えているので、その二つは購入される方が多いですね。オイルも定期的に売れます。スタイリング剤はワックスではなくバーム系になりますが、それも結構出ます。
山下:僕はオリジナルでシャンプー&トリートメントとヘアオイルを作っているんですが、シャンプーを一番推しています。施術直後で質感が変わってしまうのは、シャンプーが大きいと思っているので。
ノリ:ヘアオイルは髪につけて乾かすだけで劇的に変わるので、メンズが好きな”分かりやすさ”があると思うんですよね。なので、まずは3000円のヘアオイル。次に来店されたときに「シャンプーも使ってみようかな」と相談を受けたら、自社製品のシャンプー・トリートメント・水トリートメントの3セットの髪質改善セットを提案という流れにしています。
――サロンワークでは、どんなペースで働いているんですか? 山下さんはフリーランスで1日4人の施術を担当するということでしたが。
佐々田:僕はアシスタントを育てないといけないという立場でもあるので、基本は薬剤の選定とフロント部分を塗って、アイロンを入れるという作業を担当しています。あとはアシスタントに塗ってもらって、その作業をチェックしていくという感じですね。アシスタントにシャンプーしてもらっている間に、僕が別のお客さまをカットするというフローで、だいたいマンツーマンの1.5〜2倍の売上になる形で営業しています。1日の客数はだいたい10人ほどでしょうか。
ノリ:僕は3年前にスタイリストになったんですが、SNSをゼロからスタートして急加速で進んでいくしかない状況だったんですね。なので1日25人くらいお客さまを入れて、そこからずっとそのペースです。縮毛矯正とパーマ、カラーが入ってくるとかなり切羽詰まるんですけど(笑)、このスタイルを貫いてますね。
――1日25人! 驚きの数字ですね。
ノリ:アシスタントは2人付いているんですけど、正直オーバーワークかなと(笑)。うちは2年でスタイリストデビューするカリキュラムを組んでいるので、成長させるためにも頑張ってもらってます。よく頑張ってるなと思います。
山下:その環境は、ものすごく勉強になりますね。
佐々田:ですよね。普通はそんな数を経験できないですから。
ノリ:今は平均の月売上が400〜500万ですが、お客さまの満足度を上げるためには数を絞っていくほうがいいので、これから少しずつ枠を減らしていくつもりなんですよ。もうすぐ池袋店がオープンする予定(注・現在はオープン)で、マネジメントとして僕も行くことになっていて。営業日以外で外部のコンサルの仕事もしてますし、サロンワークは調整していく予定です。
山下:僕はフリーランス3年目で、変化を求める時期にきていて。仲間と働く楽しさをもう一度やってみたいので、そろそろ人を雇って自分の店を始めたいなと思っているところです。縮毛矯正の放置時間って、30〜40分あるじゃないですか。その時間を有効活用できるようなサロンワークにしていきたいという思いもあります。来年中には出店を実現させたいな、と。まだ漠然とした計画ではあるんですけど。
――これから、ますます楽しみですね。またぜひ取材させてください。みなさん、本日はお忙しい中、ありがとうございました!
(文/織田みゆき 撮影/松林真幸)