【キラキラ美容男子】お手本はK-POPアーティスト!メンズ美容を率いるZ世代美容師3人による美容対談
——メンズ美容が加速しているのは、なぜだと思いますか?
岩本:僕のお客さんは高校生とか大学生が多いんですけど、自分を変えたいと思っている子が多いのかなと感じていて。「髪型だけでも変えたい」という男の子が多いので、それにプラスアルファ、美容をおすすめしてるんです。がっつりメイクじゃなくても、まずはこれだけやったら?みたいなスキンケアを教えたりしていて。半年後にめっちゃかっこよく変わって来てくれる子もいるし、「ここに来て変われました!」という子たちは、ずっと僕のところに通ってくれていますね。ファッション面でもアドバイスしたりしています。
みつゆ:なるほどね。うちは女性客しかいないので、男性におすすめしたことはないんですよ。
岩本:女の子は美容に使うお金を惜しまないイメージですけど、男子はそれより「ゲームが欲しい」とかになっちゃう。だから、最初はまず化粧水をつける習慣からおすすめしていて、「無印で化粧水を買ってつけよう」みたいな。それができたら、「次は眉毛かいてみたら?」と。男の子は美容の習慣がなさすぎるので、本当にちょっとずつ下の下から攻めないと(笑)。女の子とは全然アプローチが違うと思います。
金子:僕のところも女性客が多いですけど、たまに「金子さんみたいにしてください」というメンズが来てくれます(笑)。昔はメイクをしている僕を見てびっくりしているお客さんもいましたけど、時代は変わりましたね。
みつゆ:メンズ美容に火をつけたのは、K-POPもありますけど、もともとジェンダーレスの子たちだと思うんですよ。タレントの「とまん」君は、わりかし早い時期からやっていましたよね。そこから流れが“美容男子”になって、「メンズも美容をやっていいんや」という子が増えたと思うんです。韓国ではメンズ美容が普通ですし、韓国好きな子たちの間でさらに人気が加速したという感じなんじゃないかな。
岩本:「あんな風になりたい」とか「変わりたい」という気持ちがある人にとっては、美容は大きな力になりますよね。
プロフィール
みつゆ
iki スタイリスト/カラースペシャリスト
1994年生まれ。大阪府出身。関西美容専門学校を卒業後、上京。都内1店舗を経て、2019年9月より『iki』のオープニングスタッフとして参加。韓国オルチャンヘア、ローントーン系の艶髪スタイルを得意とし、美容感度の高い女性客から圧倒的な人気を誇る。
Instagram: iki_mitsuyu
プロフィール
金子 圭介(かねこ けいすけ)
REDEAL 店長
1994年生まれ。埼玉県出身。埼玉県理容美容専門学校を卒業後、地元の美容室に入社。2020年1月より『REDEAL』に。ハイライトの筋感を生かしたスタイルチェンジで30〜40代女性の髪の悩みに対応し、新規指名ナンバーワン。サロンワークを中心に、講師としての依頼もあり活躍の場を広げている。
Instagram:keisuke_redeal_1106
プロフィール
岩本桂弥(いわもと けいや)
EMONON フリーランス美容師
1998年生まれ。福岡県出身。地元の美容専門学校を卒業後、上京。都内の人気サロンに就職し、昨年7月、22歳でフリーランス美容師に。『EMANON』新宿店と福岡店を行き来しながら活動中で、「変わりたい」と願う10〜20代男子から絶大な支持を得ている。
Instagram: keiya_iwamoto
(取材 織田みゆき/撮影 巻嶋翔)