MINX harajukuの朝礼に出席した飯田さんの感想

－MINX harajukuの朝礼に参加してみていかがでしたか？

「以前に勤務していたサロンが大型店だったので、大きい店舗の朝礼に久しぶりに出て、懐かしい気持ちになりました。うちのような小規模なサロンと違って、大きいお店はお互いの意識の共有というのがとても難しいのが当たり前。それでもMINXのあの人数で、まとまりのある朝礼がされていたことに驚きました」

－何か気になった点はありましたか？

「ひとつ気になった点といえば、アシスタント（朝礼係）の話し方が、情報を伝達するだけの無機質なものになってしまっていたこと。大きい店舗なので難しいとは思いますが、もっと自分たちの言葉で伝えることができるといいのかなと思いました。

それから、ホットペッパービューティなどのサイトをお互いにチェックし合う時間を設けるというのは、驚きましたが、参考になりました。今や、インターネットでの集客がダントツになってくるので、誰かがアップしっぱなしではなく、それをお互いにチェックし合うシステムは、うちのサロンでも取り入れてみたいですね。『見ておいてね』だけでは日々の忙しさを理由に見なくなってしますので、意識を持って見る時間を設けるのはとてもよいことだと思いました」

ELLE est BELLEの朝礼に出席した池戸裕二さんの感想

－ELLE est BELLEの朝礼に参加してみていかがでしたか？

「まず、代表の飯田さんが、朝礼でなにも発言しなかったのには驚きましたね。それだけ店長にすべてを任せているということなのでしょうけど」

－その他、何か気になった点はありましたでしょうか？

「うちのような大きいサロンでは、伝える情報が多いので、ついつい『情報を伝える』ことばかりに注力してしまうのですが、ELLE est BELLEの朝礼は、ひとつひとつの情報に関して、しっかり掘り下げていると感じました。

たとえば、うちのサロンだと『今年はオールホワイトが流行りそうだ』で終わるんですけど、ELLE est BELLEでは、メイクのことにまで突っ込んで話をしています。アシスタント、スタイリスト関係なく、自由に発信していく空気は、風通しがよくてとてもいいですね。ぜひマネしていきたいと思いました。

また、回転はもちろんのこと、1人ひとりのお客さまにしっかり向き合っていることが伝わってきたのもよかった点ですね」

朝礼の最大の目的は、情報や意識の共有です。いかに効率よく情報を確認し合い、意識を共有し、高めていくか。両サロンの朝礼に共通していたのは、雰囲気は違えど10〜15分の短時間に、一日の流れをスムーズにするための密なやりとりが行われて、それぞれのサロンの工夫と智慧が詰まっていました。

プロフィール

MINX harajuku
代表／池戸 裕二（いけど ゆうじ）

サロンワークをベースに、国内外のセミナーやヘアショー、美容学校の特別講師などで活躍中。女性らしさを最大限に引き出すスタイル提案やトレンドを踏まえたカラーリング提案も評判。美容界の活性化を目的としたグループ「東京BLEND」所属。

プロフィール

Belle・ELLE est BELLE
代表／飯田 尚士（いいだ たかし）

都内の大規模サロンを経て2010年、表参道にBelle、2013、原宿にELLE est BELLEをオープン。外国人のような柔らかい質感のスタイルが得意で、業界の間でも「おしゃれ髪ならBelle」と、高い評価を得ている。美容界の活性化を目的としたグループ「東京BLEND」所属。

 

 （取材・文／QJナビ編集部）