100％納得のカラー剤をつくりたい！ さわりたくなる髪への妥協なき戦い

－日本での発売に10年のタイムラグがあった理由は？

日本人が感じるヘアカラーの気になる要因に妥協せず発売したいと思いまして。

アジア人の髪は赤みや黄みがでやすいですし、日本人のお客様はそれを気にされる方が多いです。退色するとより目立つこともあり、嫌がる方も多いんです。そのため、赤みや黄みを抑えるための独自の研究が必要でした。

また、多くの日本女性が求めるツヤやかでまとまりのある仕上がりは外せませんでした。そのような日本人が求めるニーズにこたえるべく“透明感”を追求しています。

製品を実際に試していただいた一般消費者の方は、400名を超えてます。kakimoto armsさん、PEEK-A-BOOさんTONI&GUYさんなどカラーを得意とする美容室の方々にも使用感をフィードバックしていただきました。おかげさまで日本人好みのグロス発色（オイルグロス）が継続する、納得のできる商品に仕上がっています。

－400名以上の方に試したなんて驚きです！　色も日本人好みのカラーバリエーションですね。

日本人が好む寒色系を軸にして奥深いカラーを30色展開しています。近年のカラーブームも相まって、美容師さんがSNSなどでカラー施術のプロセスを公開してくださっています。“自分でお気に入りの色を見つける”という楽しさもあるようです。

−美容師さんからの反響は？

ALBUMのNOBUさんからは、「色味や質感が時代にマッチしてるね」とコメントを頂きました。ALBUMさんは “一ヶ月に一回通えるサロン”をコンセプトにしているので、iNOAの製品のベネフィットに満足されているようです。また、ハイライトやグラデーションなどカラーを楽しむお客さまが多いので、デザインに対してキレイに発色するようで好評をいただいています。

美容業界の新時代を築く、美容師とのリレーション

－iNOA大ヒットの起爆剤としてアンバサダーの存在があるかと思います。どのように選出されたのですか？

「ヘアカラー業界の常識をぬり変えたい！　新時代を築きたい！」という想いを込めたカラー剤なので、商品のコンセプトのように革新的なチャレンジをし、業界を引っ張っている美容師さんにアンバサダーとしてご協力いただきたいと考えました。また、全国規模でiNOAブームを盛り上げてもらおうと、激戦区や首都圏に偏らず、さまざまなエリアで活躍する方をアサインしています。

－本当に豪華なラインナップですね！

美容業界のパイオニアである15名の有名美容師のみなさんに参加していただいています。実際、共にお仕事をさせていただいて感じるのは、どの方もとても個性に溢れて魅力的！　

製品を発表する半年前にプレバズを狙って、東京・大阪の2都市で「iNOAライブ」というイベントをしました。まだ使用したことのない方に向けて、製品の特徴についてトークで伝えながら、ヘアデザインの工程をライブで披露してもらっています。

アンバサダーの皆さんが日本各地に出向いてセミナーを担当してくれたことも瞬発力のあるプロモーション効果がありましたね。

今年の春には、110周年を迎えたメモリアルイベントでiNOAチームを招待しみんなでパリへ行きました。結成当初はお互いに様子を伺っているかんじもありましたが、パリで同行しているうちに一気にうちとけたようです…パーティーや飲みの席などで（笑）。

それぞれにリスペクトの想いがあり、話したいことも湧き出てくるようで、朝方まで語り明かした日もあったそうです。iNOAを通して出会い、「チーム」として一体感が生まれていることは、私たちとしてもうれしいサプライズです。みなさんの絆を見ていて、「これまでのヘアショーとは違う表現ができるのではないか」と考えて発足されたのが“iNOA GANG”なんです。

＞世代やジャンルをMIXして新しいステージを。サロンの枠を超えて