美容師の可能性を爆発させよう! 世界を舞台に表現するTOUCH by OTAKU project
金髪がヤンチャなのは日本だけ?
国よって違う髪型のリアクションも面白いですよ。例えば、ブータンはみんな髪が長いんです。というのも、髪を短くするテクニックがないんですよね。カラーリングの文化もなくて、誰も明るく染めようとしないんです。
現地のちょっとヤンチャな男性を金髪にしてみたんですが、ブータンでは彼が初めてだったのかもしれなくて。周りの人は「その髪どうしたの?」「どうしたらそうなるの?」みたいに不思議そうにしていました。金髪はヤンチャとか、ヤンキーって思うのは日本の文化であって、初めて見た人にとってはただただ不思議なだけなんですよね。
ブータンはじめての金髪男子。ほかの子供たちも本当に楽しそう。
photo by Yusuke Okada
ロシアのウラジオストクは、ブータンとはちょっと事情が違いますが、髪が長い女性が美しいという美意識がある国なんです。だからなんとなく伸ばしている女性が多い。でも、都会からウラジオストクにきていた子が「短くしてもいいよ」って言ってくれたので、その子をショートにしました。そうしたら、周りのリアクションがすごかった。ワー!キャー!って騒ぐし、心配する人もいるし、みんなハラハラしてみているんですよね。ロシアは広いので、都会にいけばショートでモダンなヘアの人もいるけれど、地方には昔ながらの価値観が染みついているんですよ。
ウラジオストクでショートにした女性。みんな興味津々。
photo by Yusuke Okada
―次の目的地は決まっていますか?
直前に決めることが多いんですよ。その時代の感じや空気感で判断しています。興味がある場所としては…単純にアフリカに行ったことがないので興味がありますね。行けるなら北朝鮮にも行ってみたい。ちょっと心配もありますけれど、余計なことをしなければ大丈夫じゃないかなと思っています。
>行動しないで後悔するより、笑われてもいいからアクションを起こそう