なぜ美容師がラジオ!? LECO内田さんが『soucutsの美容師ラジオ』を始めたワケ

ラジオを始めてわかった、「自分のコアファン」の数

 

 

ラジオを始めてみると、それを聞いたのがきっかけで来てくれるお客さんがいたり、ラジオで話した場面に居合わせた人からは「あの時、そんなこと考えていたんだ」と言われたり、いろいろな反響があります。声のメディアって写真がメインのInstagramや短い文章で表現するTwitterとも違って、その人の素が見えてしまうというか、メッキが剥がれやすい部分もあるから、諸刃の剣なんだけど、今のところ、僕は自分のことをより深く知ってもらいより濃厚なファンを増やしていくのに役立っています。

 

実は、ラジオを始めたもう一つの理由として、自分の”コアファン”がどれくらいいるのかを知りたかった、というのがあるんです。僕は今、Instagramのフォロワー数は9万人いるのですが、その中のどれくらいの人がコアなファンなのかというのはわからなかった。Voicyでは現在、4,000人の人にフォローしてもらっているのですが、自分が発信した時に熱心に聞いてくれている人=行動を起こしたときにも応援してくれる人、面白いと思ってくれる人なんじゃないかと、一つの指標ができた感じです。

 

僕のラジオが学びの一つのきっかけになってくれればうれしい

 

 

ラジオのいいところは、なんといっても「ながら」で聞けるところ。実際にリスナーの人にどんなシチュエーションで聞いているのか尋ねてみると、「通勤途中や寝る前に聞いている」人がほとんどです。Youtubeでも音声コンテンツは発信できるけど、課金しないとバックグランド再生ができません。Voicyは無料でそれができるので、みんなSNSとかを見ながら、耳ではラジオを聞くという「ながら」がしやすいんだと思います。

 

ラジオでは、働き方や教育のことなど、自分がこれまでに読んだ本などを参考に噛み砕いた話をしています。本を読むより知識は浅くなってしまうかもしれませんが、「ながら」とはいえ、僕が話したことで何かに興味を持ってもらい、学ぶきっかけの一つにもなると思います。

 

 

ラジオで発信する上で気をつけているのは、必ずポジティブな形で終わるようにするということ。ちょっと煽るような言い方をしたりあえて挑発するためにネガティブな言い方をしたりすることはあるけど、最後は必ずポジティブに終わらせるようにしています。これからは、もうちょっとヒリヒリした内容になるものを放送する可能性もありますが(笑)。予定調和っぽく「内田さん、いい人だなー」って感じになるのもちょっと違うし、自分のキャラに合ったちょうどいい温度感でやっていきたいです。

 

今はまだあまり考えていませんが、いずれは収益化して仕事に変換していけることが理想ですが、そうなると「やらなきゃ」という義務感が生じてしまうので、ちょっと煩わしい(笑)。ただ、今は、一人でしゃべっていますが、これからは誰かを呼んで対談したり他のメディアとコラボしたり、コンテンツの幅を広げることは考えています。同時に、「内田聡一郎がラジオをやっている」ということの認知ももっと広げていきたいですね。

 

soucutの美容師ラジオ聴きたい方はコチラから↓

 

 

プロフィール
LECO/代表
内田聡一郎(うちだ そういちろう)

2018年3月1日に自身が代表となるヘアサロン「LECO」をグランドオープン。セミナーやヘアショー、専門誌などで見ない日はないほど勢力的に活動。そのセンスの良さから一般のお客さまのみならず、芸能・ファッション・音楽業界からの信頼が高い。

 

 

(文/須川奈津江・撮影/泉山美代子)

 

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