人気美容師10人の「今年の漢字」とは? 2019年の振り返り&2020年の抱負アンケート
ALBUMディレクター/NATSUMI(なつみ)さんの今年を締めくくる漢字
―「経」を選んだ理由を教えてください。
今年は、営業以外にも外部の大きなヘアショーがたくさんありました。私の中では本当に大きな経験で、何十人、何百人、何万人の前に立つ緊張感や、出てくるアドレナリンはそれぞれ異なり、一つひとつ忘れられないものとなったし、いろんな方面でスキルアップしたと思います。また、それが個人としてだけではなく、アシスタントやスタイリストにもいい刺激になったのではないかと思います。
このような経験ができるのも本当にALBUMや周りの方々のおかげだと心から思います。「経」という漢字には1つのことを貫き通すという意味もあります。その意味に通ずるよう、一人の美容師として、そして柴田夏実として、常に芯を持って今後も努力し続けたいと思える1年でした。
―美容業界の1年を振り返って、どのような1年でしたか。
2019年はSNSの在り方に変化があった年だと思います。
ALBUMはSNSに特化しており、アシスタント時代から常に発信しているため、集客の9割はInstagramを見てのご予約。美容師にとってInstagramはもはや名刺のような時代です。また、業界の中でもフォロワー数が重要視される部分がありますが、フォロワー数の増減の仕方やヒットするための打ち出し自体が変わったように思います。
過去2〜3年は「動画でいかにヒットするか」が鍵でした。しかし最近だと、1枚の静止画の中で情報量の多い画像がヒットする傾向があります。また、IGTVの導入によりさらに可能性が広がりました。今後は、いいね数が非表示になったことにより、フォロワーを購入する人も出てくるのではないかと…。そうなったときに、Instagramはフォロワー重要視から、打ち出し方やデザインを更に求められるようになるのではないかと思います。ネットの時代、配信の時代、常に乗り遅れないよう、新しいものに挑戦していきたいです。
―2020年の抱負を教えてください。
どんな時代になろうとも、美容師はお客さまあっての職業。数字に縛られず、お客さまへの感謝の気持ちを忘れずに日々精進していきたいと思います。
ALBUMとしては、上場を目標にさらに核となる人材を増やせるよう現場でもしっかり教育していきます!
プロフィール
ALBUM
ディレクター/NATSUMI(なつみ)
東京美容専門学校卒業後、都内1店舗を経て2015年にALBUMに入社。約1年のアシスタント期間を経て、スタイリストデビュー。インスタグラムの動画配信で注目を浴び、サロンのエースとして活躍。2018年にディレクターに昇格。技術者として第一線をリードしながら、マネージメントにも注力を注いでいる。
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