人気美容師10人の「今年の漢字」とは? 2019年の振り返り&2020年の抱負アンケート

SHACHU CEOみやち のりよしさんの今年を締めくくる漢字

 

 

―「挑」を選んだ理由を教えてください。

 

2019年を振り返って、僕の中で強く印象に残ったのが、ドリームプラスの武道館ステージ。舞い降りてきたチャンスでした。無音の中、ピンスポットライトのみ、ハサミ一本で行うステージは、たくさんの有名美容師さんの中で誰もやったことがなく、自分にしかできないことだと思い、やり遂げようと思いました。

 

これはまさに「挑み」でした。

 

前例がなく、上手くいくのか眠れなくなるくらい不安でしたし、いざ、1万人の前でと思うと逃げたくもなりました。しかし、たくさんの人たちに届けばと考えたら、言葉が素直に出てきました。緊張のステージを終え、たくさんの方々に評価をいただき、数え切れないほどのうれしいコメントやメッセージをいただき、挑戦とは、まずやることに意味があるんだなと思いました。

 

その後も台湾ヘアショー、トレンドビジョンスーパーライブで古巣のSHIMAさんとの共演と続きましたが、逃げずに挑み続けました。その挑戦という経験の中で不安はなくなり、自信と勇気と周りからの信頼やたくさんの応援をいただくことができました。

 

これから先、いろんなことがあると思いますが、挑み続けたくさんの方々に勇気や希望を与えられる美容師になれたら幸いです。

 

―美容業界の1年を振り返って、どのような1年でしたか。

 

2019年は多種多様なヘアーカラー、ヘアーデザインが全国に浸透したように思います。そして、そのような技術を生み出した美容師さん、ヘアサロンがたくさん生まれました。

 

さらに平成から令和へと元号が変わったことに伴い、美容業界ではさまざまなイベントやショーで、若手美容師さんやサロンにスポットがあたり、勢いを増していった気がします。

 

―2020年の抱負を教えてください。

 

年々、業界内の壁が薄くなり、サロンの枠を超えて距離感が縮まっている気がします。この流れが2020年はどのように進化していくのか期待で胸が膨らみます。

 

今後は、国内にとどまらず、海外にも美容の素晴らしさを伝えていきたいですし、また自分自身が発信するものも、ヘアスタイルのみにならず、ファッションなどトータルでトレンドを発信していけるようにクリエーション力を高めていきたいと思います。

 

プロフィール
SHACHU
CEO/みやち のりよし

 

岐阜県生まれ。2014年4月、渋谷にSHACHUを設立。2016年12月にはSHACHU -SHIBUYA JINNAN-をオープンさせる。グラデーション・ハイライト・デザインカラーなどを用いたハイトーンカラーが圧倒的な支持を集めている。2018年3月、女性モード社より『SHACHU 秘伝のヘアレシピ』を出版。サロンワークに加え、国内外のセミナー、ヘアショー、ヘアメイクと幅広く活躍中。新しいデザイン、新しい美容師の生き方を提案する、若手美容師のあこがれの的。

 

 

<まとめ>

 

ご登場いただいた10人の「今年の漢字」。1年を振り返り、それぞれの感性で選んだ漢字は、1年間を走り抜けてきた人気美容師だからこその重みを感じます。あなたは2019年を振り返り、どんな漢字を選びますか?

 

(文/QJナビDAILY編集部)

 

 

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